沿革
大阪公立大学農学部・研究科の歩み
1888年(明治21年)
大阪府立農学校が堺区車之町(現堺市堺区車之町)の旧堺県師範学校校舎内に開校。1883(明治16)年に府立大阪医学校内に設置されていた獣医学講習所は、大阪府立農学校の獣医科として引き継がれる。
1890年(明治23年)
大阪府立農学校が東成郡鶴橋村大字岡(現大阪市生野区)の約43,000坪に及ぶ敷地に移転。新学舎は「勝山農学校」とも呼ばれ、西洋風の本館が一際目を引くものであったという。
1926年(大正15年)
大阪府立農学校が堺市大仙町(現堺市中区大仙町)に移転。新学舎は鉄筋コンクリート3階建ての勇壮なもので、当時の新聞は「天下に誇る壮麗さ」と称賛している。(「大阪朝日新聞」1926年11月16日)
1944年(昭和19年)
大阪農業専門学校の設置が認可される。1949(昭和24)年4月の浪速大学設置に際し、農学部の母体として、大阪獣医畜産専門学校とともに吸収される。
1949年(昭和24年)
浪速大学設置。(農学部。当初は農学科、園芸学科、農芸化学科、獣医学科の4学科)
1955年(昭和30年)
浪速大学を大阪府立大学と改称。大学院農学研究科(当初は園芸学、農芸化学、獣医学の3専攻)修士課程設置。
1959年(昭和34年)
大学院農学研究科農芸化学専攻に博士課程増設。
1964年(昭和39年)
大学院農学研究科獣医学専攻に博士課程増設。
1965年(昭和40年)
大学院農学研究科園芸農学専攻(博士課程)を増設。
1967年(昭和42年)
大学院農学研究科農学専攻、園芸学専攻の修士課程が、園芸農学専攻、農業工学専攻の修士課程に改編。
1969年(昭和44年)
農業工学専攻の博士課程を増設。
1971年(昭和46年)
1965(昭和40)年以降、校舎の竣工に伴い順次大仙キャンパスから中百舌鳥キャンパスへの移転が行われ、建物等については1971(昭和46)年内にほぼ移転を終了。
1994年(平成6年)
獣医学科を除く農学科、園芸学科、農芸化学科の3学科が、応用植物学科、地球環境科学科、応用生物化学科に再編。
1997年(平成9年)
農学研究科から、農学環境科学専攻、応用生命科学専攻、獣医学専攻からなる農学生命科学研究科へと再編。
2000年(平成12年)
大学院重点化にともない、学部の教員を大学院に移行する部局化が実施され、農学部教員は大学院農学生命科学研究科所属となる。
2005年(平成17年)
大阪府立大学と大阪女子大学、大阪府立看護大学の3大学が統合、法人化され、公立大学法人大阪府立大学が発足。この法人が設置する大学として、新大学「大阪府立大学」がスタート。(生命環境科学部・生命環境科学研究科)
2012年(平成24年)
7学部4学域に再編。生命環境科学域は獣医学類、応用生命科学類,緑地環境科学類,自然科学類の4学類からなる新組織へと改組。
2022年(令和4年)
大阪市立大学と大阪府立大学が統合され、大阪公立大学が発足。農学部・農学研究科は、応用生命科学類・専攻と緑地環境科学類・専攻を母体とし、応用生物科学科・専攻、生命機能化学科・専攻、緑地環境科学科・専攻の3学科・専攻の体制で発足。