生体高分子機能学研究室について
ポストゲノム時代の21世紀の生命科学では,生命現象における分子レベルでの制御を明らかにする分子生物学や生化学,目的分子の構造機能解析などを担う物理化学,そして細胞,組織,あるいは生体レベルでの情報伝達機構や作用機構を担う薬理学や生理学にいたるまで,幅広い角度からの研究が必要である。
当研究グループでは,in silico,in vitro,およびin vivoの階層にとらわれない自由な発想と手法を駆使し (ドッキング,MD,X線結晶構造解析,溶液NMR,熱測定,RNA-seqなど),蛋白質ベースの創薬開発,新規病態関連因子の探索,および酵素の触媒機構の解明をはじめとした様々な課題に挑戦している。