【緑地環境科学科】在学生の声
学生紹介
※学年は取材時のものです。
環境制御で植物の可能性に挑戦する
4年生 泉 美佑さん
本学科の研究分野の中で、私は植物の環境調節に特に興味を持ちました。植物は環境に対してとても敏感に反応します。これを利用することで、植物を理想的な形にしたり、生育を早めたりすることができます。私は、光応答を利用して花壇苗の形態や開花を調節する研究に現在取り組んでいます。植物の環境への反応はまだまだ未知な部分が多く、自分が設定した環境条件で植物がどのように育つのか、実験のたびに結果が待ち遠しく感じます。私は、この研究で身につけた植物を適切に管理、利用するための知識や考え方を活かして、将来は人の暮らす住宅やオフィス、街に緑を取り入れる仕事に就きたいと考えています。
高校生へのメッセージ
緑地環境科学科では、講義だけではなくフィールドワークで自然に触れながら環境について学ぶことができます。生き物や緑が好きな気持ちが少しでもあるなら入学して後悔しない学科だと思います。
役に立つ「天気の子」を目指す
4年生 島野 幸典さん
自然や緑が好きで、さまざまな面でそれらに影響を与えている環境問題について勉強したいと思い、この学科を選びました。大学では、緑地環境に関する幅広い分野について学びました。その中で、実際に起きている異常気象への興味をきっかけに気象学への関心が強くなり、現在は秋田県で発生している竜巻や雷、ひょうなどについて研究しています。竜巻などの大気現象は農作物や人への被害が大きいので、高層の天気図や観測されたデータ、大気の状態などを分析することによって、被害を軽減できる方法を模索しています。将来は気象予報士になることを目指しています。
高校生へのメッセージ
大学生になると、自由な時間がたくさんあります。バイトや海外旅行、趣味への没頭、これまで知らなかった新しい学問分野の勉強など、何でもありです。どんどんいろんなことに挑戦して、楽しく充実した大学生活を過ごしてください。
現場での学びを通して得る幅広い知識と技術
4年生 玉井 秀実さん
以前から動植物に興味があり、大学でも自然環境について学びたいと思ったことから、この学科を選びました。カリキュラムには、講義室での一般的な座学や実験室でのさまざまな実験だけでなく、森や川でのフィールドワークも含まれており、とても充実した学生生活を送っています。現在は外来種のチョウに関する研究を行っており、野外調査と飼育実験に取り組んでいます。先行研究が少なく参考資料がなかなか集まらないこともありますが、自分で一から調べることができ、やりがいを感じています。現地調査、飼育実験、DNA解析、文献調査など、様々な方法で研究に取り組むことができるのも魅力の一つです。
高校生へのメッセージ
本学科では、緑地に関連した幅広い分野の知識と技術を身につけることができます。少しでも興味を持った分野があれば、ぜひ一歩踏み出してみてください。きっと、充実した大学生活になると思います。
自分が成長できる場所
4年生 山田 海士さん
研究活動を通して、私は目的を持つことの重要性を学びました。何のためにするのか、誰のためにするのか、というような目的を持つことによって研究に取り組む姿勢が大きく変わると思います。現在、私は葉菜類の水耕栽培についての研究に取り組んでいるのですが、最初は研究目的を明確にとらえることができませんでした。しかし、現在の研究が生産者の方々にとって役に立つと理解してからは、研究活動が有意義なものとなりました。今後も、ただ漠然と行動するのではなくしっかりと目的を持って行動していきたいと思っています。
高校生へのメッセージ
本学科では緑地環境に関する課題を様々な視点から捉えることができます。興味や関心を大切にしながら、先生方や友人、先輩などとの出会いを通して新しい発見や経験を堪能してください。
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