研究室紹介

緑地保全学研究グループでの研究

豊かな自然環境の保全と回復、および緑を中心とした快適な生活環境の創造と発展を大きな目的として、このための技術や理論について研究を進めています。

近年では環境問題への認識が深まるにつれ、対象とする場は従来の造園学が取り扱っていた庭園や公園だけでなく、都市や都市近郊から、里地里山の二次的自然、人為的影響の少ない自然公園まで広がってきています。

研究の目的は大きく次の3つに分類されます。

1.緑を中心とした自然環境の保全と賢明な利用法の研究と提案: 保全

2.破壊された緑の回復、豊かな生活環境の創造: 緑化・造園

3.健全な緑の育成: 緑地のモニタリングと管理

これらの目的に対して造園学、生態学、植生学をはじめ、樹木や土壌に関する森林科学、地理情報システム(GIS)や3次元形状計測など、さまざまな専門領域の成果や方法を利用した応用的研究を行っています。また、公園緑地行政や環境行政をはじめ、現実の社会的課題と深いつながりを持っています。

卒業生の主な進路

公務員

国家公務員(林野庁・農林水産省・環境省・国土交通省・植物防疫所など)

地方公務員(大阪府・大阪市・堺市・京都市・神戸市など)

※職種は林業職、土木職、造園職など

民間企業

造園・園芸・緑化関連企業

コンサルタント企業

土木・建設・測量企業

製造業・IT関連企業など