時生インタビュー
デンキのヒーロー・インタビュー企画!
時生が語る!
味野悟役。劇団カオス(公演当時)。
――デンキのヒーローのストーリーを初めて読まれた時、どう思われましたか?
僕個人としては1つの「読み物」としておもしろかったです。実際「演劇」としてやってみると、セリフの長さっていうのがどうしても気にはなるんですけど(笑)。
でも読み物としてほんとおもしろくて、ちょっとホロっとするところがあったりして、非常に楽しく読ませていただきました。
――演じられる味野という役柄について教えてください。
味野さんはテンションがとりあえずすごい高いんです。その場のノリだけで生きてきたみたいな人です。
強引なところがあるのが魅力でもあり、欠点でもあると思います。いいかげんなとこだけじゃなくて、隼人を手助けしてやろうっていう・・・、まあ、それは結果としてどうなってるかは置いといて(笑)、味野の「優しさ」が魅力です。
ちょっと空気が読めなかったり、テンションが高すぎたりで、周りの人からは変な人扱いされるところはあるんですけど、根はいい人で、個人的には味野さんはすごく好きなキャラクターですね。
僕もテンション高めの人間ですので(笑)、味野さんに親しみを感じますね。自分と重ねて演じてます。
――デンキのヒーローの見どころについて教えてください。
やっぱりギャグシーンが見どころです。個人個人のキャラもそうなんですけど、笑いの取り方についての工夫がすごいです。
僕、一応、演出希望でして、今後演出を担当できればと思ってるんで、今回の演出さん(※ごんたさん)がギャグシーンを演出されるときに、自分だったらどう演出するかを考えながら見てるんですね。僕の場合はどうしてもド定番の笑いの取り方しか思いつかないんです。
でも、今回の演出のごんたさんは笑いの取り方がよく分かってて、このシーンを役者がどう演じたら笑いが起きるのかというのをすごく工夫されるので、ギャグシーンはすごいおもしろいです。
登場人物のキャラクターとあいまって、ギャグシーンがかなりおもしろくなっているので、ぜひぜひ見てほしいです。
――最後にお客様へのメッセージをお願いします。
今回、OBさん、OGさん、客演さんなど、芝居の経験をこれまでいっぱい積まれてきた方々が役者として参加してくださっているので、レベルが相当高いものになってるなあと思います。
そのなかで演じられるギャグシーン、シリアスシーン、そして、その温度差は見ごたえがかなりあります。ぜひ楽しみに来ていただいたらと思います。