お知らせ
2022年12月16日
- 報告
- 博学連携
博物館学芸員課程では現役の学芸員によるリアルな授業が展開されています!!
本学では、大阪市博物館機構および大阪市文化財協会と包括連携協定を結び、研究・教育・地域貢献などのさまざまな分野で連携を進めており、この事業を「博学連携事業」と呼んでいます。その一環として、博物館学芸員課程の「博物館資料保存論」「博物館経営論」「博物館展示論」では、大阪市内の6つの博物館・美術館から現役の館長や学芸員を講師に招き、授業を展開しています。
今回は、後期科目の「博物館経営論」「博物館展示論」の授業風景をご紹介します。
博物館経営論
2022年10月4日(火)に行われた第2回目の授業では、大阪市博物館機構学芸員の高井 健司氏が「ミュージアムマネジメントとわが国の博物館」をテーマに教鞭をとられました。出席したおよそ130人の学生は、博物館の組織体制や運営上の課題について最新の知識や理解を深めている様子でした。
学生たちは、授業の最後に提示された「地域の活力向上のために博物館の課題の何を解決すれば良いか簡潔に考えを述べよ」という課題に熱心に取り組んでいました。
大阪市博物館機構学芸員 高井健司 氏
授業の様子
授業の様子
コミュニケーションカードを記入する学生たち
博物館展示論
2022年12月2日(金)の第11回目は、大阪市立自然史博物館で施設見学と講義が行われ、およそ50名の学生が集いました。講師は主任学芸員の和田 岳氏。実際に展示フロアを新旧の展示を比較しながら回りました。メンテナンスしやすい展示とそうでない展示についての解説や、展示品を守るための創意工夫について体験談を交えながら解説があり、学生たちは熱心に耳を傾けメモを取っていました。
参加した学生からは、「展示の方法などを勉強したいと思い参加した」「学芸員養成課程はすべて履修している。あまり意識していないことを教えてもらい、新たな視点に気づいた」などの感想がありました。
参加した学生からは、「展示の方法などを勉強したいと思い参加した」「学芸員養成課程はすべて履修している。あまり意識していないことを教えてもらい、新たな視点に気づいた」などの感想がありました。
大阪市立自然史博物館主任学芸員 和田岳 氏
第5展示室「生き物のくらし」にて
ナウマンホールにて
第5展示室「生き物のくらし」にて
第1展示室「身近な自然」にて
講堂でコミュニケーションカードを記入する学生たち