お知らせ
2023年10月19日
- 報告
- 地域連携副専攻
【報告】アゴラセミナーⅠaでフィールドワーク(和歌山市内)を実施しました︕
【授業の概要・目的】
地域連携副専攻(CR副専攻)のコア科目であるアゴラセミナーⅠaでは、それぞれの課題に沿って調査・フィールドワークを行います。今年度の環境クールでは、「和歌浦干潟を教材とした 都市における自然環境の重要性と地域における環境保全活動の実態」をテーマに、大阪湾における環境保全活動の実態や、都市と自然環境の共存の在り方について学ぶことを目的に、様々な取り組みを学修しました。
担当 遠藤 徹先生(工学研究科 准教授)
中川 眞先生(都市科学・防災研究センター 特任教授)
【フィールドワークの概要】
2023年9月11日(月)~12日(火)にアゴラセミナーⅠa受講生6名により、和歌山市内でフィールドワークを実施しました。
11日(月)は、あさり姫プロジェクト※1を進めている環境学習アドバイザーの平井氏に、環境保全の実態について説明いただきながら和歌浦干潟を見学しました。
他に、『万葉集』に収められ山部赤人の長歌にある「和歌の浦」と共に万葉の歌枕(うたまくら)として知られる「玉津島」に立ち寄りました。日本遺産である玉津島神社の拝殿内には貴重な資料が展示されており、文化や歴史に触れることができました。参拝後、神社境内からつながる奠供山(てんぐやま)へ登り、山頂から和歌浦湾を一望しました。
午後からは、宿泊する木村屋さんの一室をかりて、NPO法人「Blue Ocean for Children」※2の竹田氏より、海の環境保全に関する環境教育の活動内容について講義をしていただきました。
2つ環境保全活動の関係者の講義を通じて、和歌山の豊かな自然を持続的に保護していくためには、地元の子供たちに和歌山の魅力を再認識してもらい、一緒に問題を解決していくことが大切だと学びました。
12日(日)は、2名ずつのチームになって、地域課題の解決に取り組んでいるNPO法人の活動を調査し、その内容について発表会を開催しました。フィールドワークで学習した内容を基に調査し伝えることで、より環境保全に関する知見が深まりました。
最後に、雑賀崎灯台に立ち寄り、全員で大阪湾をバックに集合写真を撮り和歌山の雄大な自然を感じ帰阪しました。
悪天候のため当初予定していた地元小学生との環境学習は中止となりましたが、学生からは和歌山の環境保全活動を通じて多くの気付きがあり、大変有意義な2日間であったとの感想をいただきました。
※1「あさり姫プロジェクト」についてはこちらより
https://hito-sizen-machidukuri.jp/project/wakayama_asari
※2「Blue Ocean for Children」についてはこちらより