お知らせ
2023年12月14日
- 報告
- 地域連携副専攻
【報告】アゴラセミナーⅠbで和歌山県御坊市フィールドワークを実施しました︕
【授業の概要・目的】
地域連携副専攻(CR副専攻)のコア科目であるアゴラセミナーⅠbでは、それぞれの課題に沿って調査・フィールドワークを行います。今年度の防災クールでは、「歴史的街並みを有する地域における津波防災とまちづくり」をテーマに、防災施設や歴史的街並みの現状を学び、災害リスクの高い地方都市における持続可能なまちづくりの課題と解決手法を考察することを目的に、様々な取り組みを学修しました。
担当 生田 英輔先生(現代システム科学研究科 教授)
杉山 正晃先生(都市科学・防災研究センター 特任助教)
【フィールドワークの概要】
2023年12月9日(土)に受講生4名により和歌山県御坊市でフィールドワークを実施しました。
午前は御坊市役所職員の方の案内でまち歩きを行い、日高別院を中心に発展した歴史的な建造物が並ぶ寺内町や過去の災害を伝える石碑、南海トラフ巨大地震の津波に備えた津波避難タワー、御坊市の魅力を発信するスペースである寺内町会館などを見学しました。また、天性寺(てんしょうじ)を訪れ、安政地震大津波発生の様子などが木の板に記されている「大地震津浪之事」を見ました。
午後からは御坊市役所にて御坊市自主防災組織連絡協議会 酒本和彦会長による講演が行われ、御坊市における自主防災の取組みについてお話しいただきました。講演の最後には抽選で防災グッズのプレゼントがありました。その後、まち歩きを通して、まちの課題や資源を探し、解決策や活用方法ついて話し合いました。
そのほか、和歌山県有田郡広川町にある濱口梧陵(はまぐち ごりょう)記念館と津波防災教育センターからなる「稲むらの火の館」※や、昭和南海地震の際津波から守った広村堤防に立ち寄り、津波防災について学びを深めました。
※ 「稲むらの火の館」についてはこちらより