お知らせ
2024年12月12日
- 報告
- 地域連携副専攻
【報告】アゴラセミナーⅠbで愛媛県田之浜地区にてフィールドワークを実施しました︕
【授業の概要・目的】
地域連携副専攻のコア科目であるアゴラセミナーⅠbでは、それぞれの課題に沿って調査・フィールドワークを行います。今年度の地域活性クールでは、「田之浜地域資源の発掘と地域の営みの伝承-聞き書きによる田之浜地区の記録-」をテーマに、限界集落である田之浜地域の営みを住民から聞き取り、人々の生きる知恵や文化について学修しました。
担当 黒田 桂菜先生(現代システム科学研究科 准教授)
【フィールドワークの概要】
2024年10月26日(土)から27日(日)に、受講生5名により、愛媛県西予市明浜町田之浜にてフィールドワークを行い、秋祭りに参加するとともに秋祭りに関する住民へのヒアリングを行いました。
この秋祭りは漁業や農業の繁栄・住民の健康や幸せを願って150年以上前から行われていると言われています。
秋祭り前日は、天満神社にて祭りで使用する牛鬼やのぼり旗などの準備を手伝いました。また、夜には祭りへの士気を高める食事会に参加し、秋祭りにかける地域の方々の想いを感じることができました。
27日秋祭り本番、大漁を祈願する「船積み」では、船に牛鬼やお神輿を乗せ、沖を3回まわります。学生たちも船に乗せていただき、早朝からお祭りを盛り上げました。
午後には牛鬼とお神輿を担ぎ、地域の各家をまわる「家回り」が行われ、家内安全や無業息災を祈願しました。
現地ケーブルテレビでは学生に独占インタビューがあり、「大人から小さい子供までこの祭りに熱心に参加し、私たちにもエネルギーが伝わってきました。自然や神様への感謝の気持ちを感じられる素敵な行事だと思います。」とのコメントが放送されました。
2日にわたる地域のお祭りへの参加を通じて、地域文化を伝承することの意義を住民の方から学び、大学の座学だけでは学ぶことができない貴重な経験ができました。