修士論文・博士論文
履修指導および研究指導体制
〈博士前期課程〉
修士コース
1年次から指導教員がつき、「基礎科目」と「応用科目」の講義・演習に関して、研究のためにどう履修するか助言を行います。そして、それら講義履修により、研究のための準備を指導します。2年次から本格的に修了論文作成の指導を行います。助言教員1名は、指導教員の指導を補完する形で修了論文の助言を行います。
※入学時に新入生ガイダンスを実施
博士コース(前期)
1年次から指導教員がつき、「基礎科目」と「応用科目」の講義・演習をどう履修し、研究の準備を行うか指導します。さらに、1年次から指導教員とともに助言教員2名がつき、指導教員を補完する形で修士論文作成の指導を2年にわたって行います。
各コースとも、研究指導のペースは、「修了論文」と「修士論文」の評価基準を審査時にクリアできることを考慮します。
※入学時に新入生ガイダンスを実施
〈博士後期課程〉
博士後期課程では、1年次から指導教員1名と助言教員が2名つきます。指導教員が主となり、講義履修に関する助言を行い、そして、博士論文の指導を1年次から行っていきます。助言教員2名も、1年次から指導教員を補完し博士論文作成のための助言を行います。つまり、3年間にわたって、指導教員を主とする3名体制のもとで、学生とコミュニケーションをとりながら、博士論文作成のための指導を行っていきます。研究指導のペースに関しては、博士論文の評価基準を審査時にクリアできることを考慮します。
※入学時に新入生ガイダンスを実施
博士前期課程・博士後期課程
学位論文の評価基準
〈博士前期課程〉
評価基準
論文の内容に関して、修士コースの学生が執筆する「修了論文」と博士コース(前期)の学生が執筆する「修士論文」はともに、ディプロマ・ポリシーに基づき以下2点が要求されます。
- 一般ならびに専門的教養の基礎の上に、広い視野に立って専門分野を研究し、高い研究能力をもって作成されていること。
- 当該専門分野にかかわる論理性、一貫性、明確性、実証性を持つこと。
上記において、論理性とは論文の論理展開に破綻がないこと、一貫性とはテーマ、仮定、そして、論理の一貫性のことです。さらに、明確性とは分析と考察のことであり、実証性とは研究が現実と何らかの接点があり、現実の社会経済問題にフィードバックがあることです。
〈博士後期課程〉
評価基準
学位論文の審査体制を、論文の内容、論文の質の具体的な指標、そして、具体的な審査手順に分けて説明します。
「博士論文」の内容
ディプロマ・ポリシーにもとづき以下2点が要求されます。
- 専門分野について高度な研究能力とその基礎となる豊かな学識のもとで作成された論文
- 当該専門分野にかかわる論理性、一貫性、明確性、実証性、独創性
上記において、論理性とは論文の論理展開に破綻がないこと、一貫性とはテーマ、仮定、そして、論理の一貫性のことです。さらに、明確性とは分析と考察のことであり、実証性とは研究が現実と何らかの接点があり、現実の社会経済問題にフィードバックがあることです。加えて、独創性とは、既存の研究に対して、新たなアプローチや発見を行っていることです。
論文の質の具体的な指標
「博士論文」の構成において、2本以上の独立した論文が必要であり、そのうち1本は、匿名の審査員による審査付きの雑誌に採択され、刊行されることが必要とされます(刊行予定を含む)。