日々の活動
2024年12月9日
コンバージョン課題「ピースおおさか大阪国際平和センター」の建築観察
こんにちは! 学部3年の柴田美玖です!
先日から設計課題演習の授業でコンバージョン課題が始まりました。
コンバージョン課題では「建築との対話」をテーマに、対象となる4つの建築物から自分の設計したいものを選びます!
私は4つの建築物の中で、ピースおおさか大阪国際平和センターを選定しました!
実際に図面を見ながらピースおおさかを巡り、写真を撮りつつ図面を理解していく作業は難しかったですが、「図面を読み取る」作業が身に付いている感覚がありました。
「左:1階に広がる柱が均等に並んだ大空間 右:歩道橋側の魅力的なアプローチ」
巡っていく中でピースおおさかは様々な特徴を持った空間が散りばめていながら、スロープ等の回遊性を持つ機能を使って1つにまとめられている建築物だと感じました。
「ピースおおさかの特徴的な形の1つ 屋根と中庭」
特にわたしがお気に入りなのはこの特徴的な屋根です。
3回生前期のニューパブリックスペースの課題では、屋根にこだわる「雨の植物園」を設計しました。
そのため、特徴的な屋根を見ると「どのように雨が滴り落ちるのだろう」とか「どうしてこの形を導き出したのか気になる。」等、考えてしまいます。
前回取り組んだ課題で考えたことや、導き出した答えを少しずつ組み込めるような設計を考えていきたいと、日々思いながら設計課題を行っています。
今回のコンバージョン課題でも、新たな考えを取り入れつつ、以前考えていた自分にとっての「良い空間」をピースおおさかの中に新しく散りばめていけるよう頑張りたいです!
コンバージョン課題では、建築物はもちろん周辺敷地の読み取りも重要になってきます。
今回の私の提案ではピースおおさかの前に広がる大阪城公園に溶け込むような建築物を提案したいと考えていたので、あえて人が多い日曜日に訪れました。
「大阪城公園側からピースおおさかをみる」
子供からお年寄り、さらには外国人観光客等幅広い世代の人々が訪れていてそれぞれの過ごし方の観察も参考になりました。
まだまだ、読み取り切れていない部分は山ほどありますが、今週の中間講評に向けて集めた情報と自分のやりたいことを照らし合わせながら、設計を進めていきたいと思います!
「ピースおおさか大阪国際平和センター」
所在地:大阪市中央区大阪城2番1号
用途: ホール 資料館 会議室
設計:大阪市都市整備局営繕部 シーラカンス
投稿者/柴田美玖(学部3年)