日々の活動
2025年1月20日
瓦に触れる
こんにちは。学部2年生の三昌珠海です。
今回は先週の投稿に引き続き、学部2年後期に受ける建築構造材料実験の授業についてご紹介します。
11月19日、この日の授業は瓦寅工業株式会社から渡邊社長が来てくださいました。
授業の最初に瓦の種類や各種瓦屋根材について講義をしていただき、後半で実験室に移動して職人さんに瓦の施工方法を見せていただきました。
講義において印象的だったのは、瓦屋根の災害に対する安全性に関する話です。
私の自宅は数年前に屋根の葺き替えを行いました。そのとき、もともと瓦だった屋根を地震や台風に備えて葺き替えるという話を聞き瓦屋根ではなくなるのかと思ったのですが、より安全な瓦屋根に葺き替えると言われ、私は不思議に思っていました。
地震や台風が起きると屋根瓦が落ちている様子などが報道され、屋根が瓦であることを不安に思っていました。ですが、瓦が落ちるのは伝統的施工方法である土葺き工法が地震に弱いためで、現在は瓦が飛んだり落ちたりしない工法を使うことが義務付けられているため、瓦屋根は安全なものなのです。
私は過去の自宅の屋根の葺き替えについての疑問が晴れ、とても興味深いお話でした。
講義のあと実験室で瓦の施工の様子を見学し、棟に乗せる瓦を割る体験をしました。
「瓦をたたいている様子」
瓦割りなどで使われる瓦は棟に乗せるもので、裏側に切れ込みが入っており、現場で割って使うそうです。切れ込みが入っているあたりを3回たたくと割れるのですが、職人さんが手早くきれいに割っているのを見て自分たちもやってみると職人さんの様にはできず苦戦しました。
これもこの授業がなければ経験できないことなので貴重な体験だったと思います。
「割った瓦との記念撮影」
投稿者/三昌珠海(学部2年)