お知らせ

2023年2月14日

「2022年度2回生後期選抜合同講評会」が開催されました!

2023年2月6日に「2022年度2回生後期選抜合同講評会」が開催されました。

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2回生後期の「建築設計演習Ⅰ」で提出された作品の内、選抜された10作品を先生方に講評して頂きました。

第一課題から4名、第二課題から6名が発表・講評を受け、その中から最優秀1作品、優秀作品2作品、審査員特別賞1作品を決定しました。



<第一課題>

『10㎥の「木」によるラーニングコモンズ・サテライト』


○課題主旨

・《コロナ禍による学び方や暮らし方の価値観が変化する中で、空間・施設の使われ方や学生の学習環境は現在のままで良いのだろうか》という問題意識のもとで学生の自学自習の場に注目し、ラーニングコモンズを設計する。

・建築における木材利用の重要性が増すなかで、小径木の間伐材の活用を提案する。 

○敷地概要

大阪市立大学杉本キャンパス(空地、既存の建物に挿入・接続・搭載、全面・一部建替えのいずれも可) 

○設計条件

空間の規模や面積は自由とする。ただし、「木」10 ㎥を使いきること。

・木材は線材を使用すること、新規性のある空間創造に必要な場合は面材の使用も認める。  など


◎選抜作品(4作品)

・A21TQ018 高野慎也

・A21TQ025 羽田哲平

・A21TQ026 花岡 凛

・A21TQ035 和田彩花



<第二課題>

 『まちなかの住まい -時間・プログラム・敷地から考える-』


○課題主旨

 《①時間・②プログラム・③敷地》を考えることで、「刺激的な住生活を誘発する」、「豊かな住空間を創造する」、

あるいは「良好な周辺環境を構成する」、住宅を設計する。

○敷地概要

大阪市阿倍野区桃ケ池町1丁目13-16 の三角公園(敷地面積125.45 ㎡) 

○設計条件

竣工時の家族構成は、30代夫婦+子供(1人)とするが、その他の家族像やライフプランは各自で想定をする。

・自動車1台、自転車2、3台を駐車・駐輪できるスペースを確保する。

・建築構造は、木造を基本とする。 など


◎選抜作品(6作品)

・A21TQ019 竹野直寛

・A21TQ022 鄭 佳恵

・A21TQ026 花岡 凛

・A21TQ029 松下 葵

・A21TQ030 美馬彬良

・A21TQ035 和田彩花



<受賞作品>

☆最優秀賞 : 鄭 佳恵「あなたと過ごす家」

☆優秀賞 : 花岡 凛「白木蓮の家」   和田彩花「中庭のある家」

☆審査員特別賞 : 花岡 凛「共有以上交流未満」


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鄭 佳恵「あなたと過ごす家」


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花岡 凛「白木蓮の家」


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和田彩花「中庭のある家」


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花岡 凛「共有以上交流未満」



<ゲストクリティークからのコメント>


○藤野高志先生(ゲストクリティーク)
「設計には、多種多様な要素をまとめあげる力が必要となります。今回の受賞者は、それをしっかりと考えられていたと思います。せっかく様々な分野の先生が身近にいるのだから、積極的に相談しに行くとより良い作品提案につながると思います。」


○梅原悟先生(第二課題非常勤講師)
「どちらの課題も面白かったです。その地域に立つ建築のあり方などを考えて提案を行うことができていたと思います。また、作品を考えていく上で、平面からだけではなく、模型から考えることを習慣化すると良いと思います。」



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作品シートや模型を囲みながら行う講評会の様子


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模型を前に藤野高志先生から講評を受ける松下葵さん


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模型を前に講評会の総評を行う藤野高志先生



2回生にとって初めての設計課題・合同講評会でしたが、どの作品も設計者の想いのこもった素敵な作品ばかりでした。

学年が上がるにつれて課題内容も複雑になりますが、初めて設計した時の苦労ややりがい、そして何よりも楽しさを忘れずに取り組んでほしいと思います!

応援しています!


2022年度2回生後期選抜合同講評会

日時:2023.02.06(月)13:15~

場所:学術情報総合センター 1Fツクルマ

ゲストクリティーク:藤野高志(生物建築舎/東北大学 准教授)



投稿者/建築計画•構法研究室 修士一年 渡邊めぐみ