お知らせ
2024年7月13日
水野翔太さんが2023年度各卒業設計展にて多数の賞を受賞!
受賞者
水野翔太 さん(建築デザイン研究室・2023年度建築学科卒)
指導教員
倉方俊輔 教授(建築デザイン研究室・建築学科)
山口陽登 講師(建築デザイン研究室・建築学科)
Diploma×KYOTO’24 day1にて、建築家・乾久美子さんから表彰状を受け取る水野さん
大会名・賞名
公大展・学内最優秀賞/末光弘和賞
Diploma×KYOTO’24 ・day1一位/day2二位
せんだいデザインリーグ2024・特別賞
赤れんが卒業設計展2024・100選
JIA近畿支部学生卒業設計コンクール2024・最優秀賞
JIA全国学生卒業設計コンクール2024・銀賞
提案シート
発表題目
『blind urbanism』-触常者の三原則-
設計趣旨
視覚的に進歩すればするほど、視覚主義的にマイノリティーな視覚障碍者はどんどん置き去りにされ、施設でしか手助けできない社会になってしまっている。このような問題に対して、触覚を主として生活している視覚障碍者を触常者と捉え、触覚を基に都市を考えました。
盲学校ではヒアリング・圧迫感という観点での研究をさせて頂き、上町台地を対象にスケッチとフロッタージュを重ね触覚的に都市を見つめ直しました。そしてこれらを元に触常者の三原則を唱え、触常者だけでなく健常者にとっても新たな空間になることを目指し設計しました。(水野翔太)
建築を俯瞰的に見る模型
触れることで空間構造を認識できる模型
受賞のコメント
触常者に対して自分のスタンスがどうあるべきか模索し、卒業設計に取り組みました。触常者が身内にいるわけではなかったので真剣に向き合うことを前提に進めていきました。触覚からのアプローチは形になりにくく苦戦する場面もありましたが、都市という規模を視野に入れ設計できたことを嬉しく思います。この卒業設計を通して、触常者という言葉を一人でも多くの人に知ってもらい、考えるきっかけになればと思います。この卒業設計に関わってくださった盲学校の方々、先生、先輩、同期、後輩、家族に感謝を申し上げます。ありがとうございました。(水野翔太)
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投稿者 / 大阪公立大学工学部建築学科