"八百八橋"といわれる大阪市の橋,国土交通省近畿地方整備局や阪神高速道路株式会社の橋など特に関西地方の橋の建設・維持管理に古くから関係し,力学的合理性はもちろん,美しく,機能的で,地震・台風も含めたあらゆる荷重に対し,定められた安全率を有し,周辺環境とも調和ししかも維持・管理がしやすい橋梁構造物を設計,建設,および維持・管理するための研究を活発に行っています.
特に橋梁工学を基礎としてコンピューター制御の大型載荷実験装置などの実験設備と当研究室で開催した非線形解析プログラムとを駆使し,実験と解析の両面からの研究を展開している点に特徴があります.最近は,橋梁とその周辺環境を含む領域を思考の最小単位とした環境に配慮した橋梁工学を展開しています.