お知らせ

2022年6月1日

  • 研究

工学研究科 博士前期課程 板垣賢広君、椎木 弘教授らの論文が「Analyst」誌の内表紙に採用されました

本学工学研究科 博士前期課程 板垣賢広君、椎木 弘教授らの研究グループの論文「Development of highly sensitive optical nanoantenna for bacterial detection」が王立化学協会刊行の分析化学専門誌「Analyst」の内表紙(デザイン・製作は同研究グループ中嶋亮裕君)を飾りました。

この研究では、ポリマー粒子に多数の金ナノ粒子が内包された構造からなる金属/ポリマーハイブリッドを開発し、このハイブリッドが同サイズの金ナノ粒子に比べて安定かつ強い散乱光を生じることを明らかにしました。このハイブリッドに抗体を導入し高感度標識として利用することで、種々の菌種を含む実試料の顕微鏡観察において、腸管出血性大腸菌の特定に成功しました。本手法は、抗体の選定によって種々の細菌を標的とした迅速検出に有用です。

掲載論文「Analyst」(RSC Webページ)

https://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2022/an/d2an00475e

工学研究科 物質・化学系専攻 応用化学分野 表面計測化学研究グループWebサイト

http://www2.chem.osakafu-u.ac.jp/ohka/ohka12/index.html

本研究の一部は、JST研究成果展開事業 大学発新産業創出プログラム(START)(JPMJST1916)、科学研究費助成事業(科研費)基盤研究(A)(KAKENHI 21H04963)からの支援を受けて行われました。

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