お知らせ

2024年7月17日

  • プレスリリース

結晶の形を自在にコントロール! 結晶性多孔質材料を用いた高品質薄膜の作製に成功

大阪公立大学大学院工学研究科の小関 友香大学院生(博士前期課程2年)、岡田 健司准教授、深津 亜里紗助教、髙橋 雅英教授らの研究グループは、これまでに開発したMOF結晶を規則正しく並べ、基板上に薄膜を形成する技術を応用し、MOF結晶の成長方向を制御しながら基板上に薄膜を形成。結晶を隙間なく綺麗に並べることで、これまでにない高品質な薄膜の作製に成功しました。
また、本研究で作製した薄膜は無数の分子サイズの穴を持ち、光をよく通すため、分子吸着時の光学特性の変化を利用した光学センサーや光学素子、透明ガス吸着シートとしての活用も期待されます。

本研究成果は、2024年6月20日(木)に、英国の英国王立化学会が刊行する国際学術誌「Nanoscale」のオンライン速報版に掲載されました。

大阪公立大学プレスリリース 最新の研究成果