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2024年5月16日

  • 研究関連

物質中にフェロトロイダル状態を実現する方策に関する論文がJPSJに掲載されました。M1中村君が中心となって進めた研究です。

ある種の磁性体において実現するフェロトロイダル状態(ferrotoroidal state)は、電気と磁気の交差相関である電気磁気効果や、光の進む方向の左右で吸収係数が変わる方向二色性など、多彩な特異現象を発現させることで知られています。本研究では、物質の回転歪みと擬キラル反強磁性を組み合わせることでフェロトロイダル状態が実現できることを実験的に示しました。https://doi.org/10.7566/JPSJ.93.063703

本論文は注目論文としてJPSJのEditors' Choiceに選定されました。また、JPSのhot topicsにも選定されました。(紹介記事はこちら