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2024年7月31日

  • 入試関連

2025年度 海洋システム工学科 総合型選抜 (出願期間:9月5日(木)~9月9日(月))

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総合型選抜とは

総合型選抜とは自己推薦型入試であり、本校では限られた学科でのみ実施されます。
学科のアドミッションポリシーに照らし合わせて,学力だけでなく多様な評価項目を総合的に評価し合否を決定する方法です。
海洋システム工学科では総合型選抜を実施する学科の一つであり、一般入試とは別の入試枠で入学する機会を設けています。
総合型選抜で入学し意識高く学んだ卒業生は,船舶海洋工学分野を中心に幅広く活躍しています。

2025年度入試 出願期間

2024年9月5日(木)~2024年9月9日(月)

出願方法

出願方法や募集要項などの詳細は,下記の総合型選抜入試サイトをご覧ください。
2025年度総合型選抜 (https://www.omu.ac.jp/admissions/ug/exam_info/special/integrate/)

Q なぜ総合型選抜を行うのか?

大阪公立大学工学部は、国際的にも評価の高い最先端の研究を行っており、今後とも特に研究を重視した高度研究型大学として発展していきたいと考えています。また、最先端の研究者や高度な技術者を継続的に養成することを目指しています。したがって、このような目的に合致した能力・適性・意欲の高い学生に入学していただくことを希望しています。

海洋システム工学科は2006年度入試からΑΟ入試(「ΑΟ入試」は「総合型選抜」以前の呼称です。)を開始しました。総合型選抜は、基礎学力に加えて、その他の能力や適性、意欲を多面的かつ丁寧に評価することにより、将来活躍できる優れた資質を持った学生を選抜しようとするものです。すなわち、一般入試では十分に評価しきれない能力や適性,高い意欲を持った学生を選抜できると考えており、この選抜方法を使って入学し勉学した学生の多くは、卒業後に社会で活躍しています。


Q 海洋システム工学科の総合型選抜の特徴は?

① 基礎学力および様々な能力・適性を多面的かつ丁寧に評価書類選考・適性検査・口述試験・面接を通じて、受験者の能力や資質を丁寧に評価します。口述試験では、海洋システム工学に関係する高校課程範囲の問題を与え、受験者に解決方法を考えてもらい、基礎学力やその他の能力、本学科への適性を評価します。

② 総合型選抜入学生へのフォローアップ合格後から入学までの「入学前教育」、入学後の勉学のフォローアップなど、総合型選抜合格生・入学生に対する手厚い体制が整っています。


Q どのような選抜方法なのか?

第1次選考では、志願理由書、自己アピール書、調査書ならびにその他のアピール書類を通じて、志願者の特性、志望学科に関わる科学技術に対する興味や意欲、高校での学習状況を評価します。第2次選考では、適性検査、口述試験、面接、英語資格検定試験によって基礎学力、コミュニケーション能力、独創性やひらめき、学問や研究に対する熱意や積極性、視野の広さや倫理観などについて多面的に評価します。


Q 提出する調査書はどのように評価されるのか?

提出いただいた調査書は、志願理由書、自己アピール書と合わせ、第1次選考の評価に使用します。なお、学校推薦型選抜のように、出願要件としての調査書の学習成績の状況基準はありません。調査書において、どのような学習成績の状況であったとしても出願することができます。


Q 適性検査はどのような内容か?

学生が「自己発見」や「自己分析」を行うために広く利用されている信頼性の高いツールを用いて、適性検査を行います。この結果は、面接において受験者が本学のアドミッション・ポリシーに適した人物かどうかを見極めるための、判断材料の一つとして用います。適性検査の結果のみを点数化して評点に加えることはありません。なお、適性検査結果は面接前に受験生に開示しますので、受験生は検査結果を知った上で面接に臨むことができます。


Q 口述試験はどのような内容で、何を準備すべきなのか?

口述試験は、海洋システム工学で学ぶ内容と関係性が高い、高校課程の数学および物理学(力学)の基礎的な部分について問います。これらは、講義形式の集団での口述試験と、講義内容に関する個別の口述試験の二段階で評価します。したがって、高校課程における数学と物理の基礎学力を身につけておくことが重要です。

さらに、高校課程の学習範囲で考えることができる、海洋システム工学に関係する問題を与え、受験者でグループを作ってグループごとに解決方法を考え発表する内容の口述試験も行います。この試験は、問題は答えが一つに定まるものではなく、様々な解決方法が考えられるものとなっており、それらを導いた上で、どの解決方法を選択するのかを議論していただくことになります。この試験によって、理解度、独創性やひらめき、論理性、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力などを評価します。特別な準備は特に必要ありませんので、「自然体」で受験し、普段の自分の考えを表現していただければ結構です。


Q 英語資格検定試験を用いた選考とはどのようなものか?

本総合型選抜では、英語資格検定試験として「実用英語技能検定(英検)」を指定します。実用英語技能検定(英検)3級以上で級に応じて加点し、英語の成績として利用します。実用英語技能検定(英検)が4級以下の場合や受検していなかった場合でも、本総合型選抜を受験することは可能ですが、英語の評価は0点となります。なお,実用英語技能検定(英検)は,2019 年 4 月 1 日以降の受験であれば有効です。


Q 他の国公立大学との併願は可能か?

総合型選抜の性格上、基本的には併願はできません。総合型選抜の合格者は、本学の定める手続きにより入学を辞退しない限り、前期・公立大学中期・後期日程試験の合格者とはならないことにご注意ください。合格者が特段の都合により入学を辞退する場合は、「入学辞退届」を提出する必要があります。


Q 不合格になった場合、他の国公立大学を受験できる?

上記より、本総合型選抜で不合格となった場合、「大学入学共通テスト」を受験すれば、前期・公立大学中期・後期日程試験の判定対象者となります。したがって、本総合型選抜志願者は、合格しなかった場合に備えて、「大学入学共通テスト」へ出願しておくことをお勧めします。

なお、大学入学共通テストの受験に関する詳細等は志望する大学・学部の出願要件に留意してください。


Q 受験のためにどのような準備をすれば良いのか?

まずは、高等学校等の教育課程をきちんと学習し基礎学力を高めることと、将来の目標を明確にし、大学で身につけたいことを具体的に考えることが大切です。これは一般選抜においても必要なことです。総合型選抜対策としては、これらに加えて十分に自己分析を行い、本学科のアドミッション・ポリシーに対して、自分が適合するポイントを明確にし、それをアピールすることが必要となります。


Q なぜ入学前教育を実施するのか?

入学前教育は、大学の専門分野に関連する入門的な内容や、大学入学後に必要な高等学校等での学習内容、または専門分野に興味を深めてもらう課題等を、個別かつ丁寧に指導を行っていくもので、メールや郵送を利用することもあります。

大学への入学が早い段階で決定した後の中弛みを防ぐというだけの意味ではなく、本来受験勉強に費やすはずであった時間を有効に使って、大学教育の一端に早めに取り組んでいただくことにより、入学後の学習効果や専門分野に対する興味・学習意欲を高め、優れた才能を大きく花開かせるために行っています。