教員としての使命は、研究を通して学生を鍛え有為な人材として社会に送り出すことだと考えています。研究室をある年卒業した学生曰く、「配属された時は、堀邊研は第一希望ではなかったのですが、今は第一希望です。」最高の誉め言葉だと思っています。これまで研究室から100人近くの卒業生が巣立ちましたが、全員が就職するとともに最初に勤務した企業に多くが勤めていると聞いています。大卒の3割が3年以内に退職する中で誇りにして良い数字だと思っています。また、指導学生が学会賞など多数の表彰を受賞しています。
堀邊 英夫、博士(工学)教授
Hideo HORIBE, Ph.DProfessor
略歴
1985年 京都大学工学部合成化学科卒業
1985年 三菱電機(株)先端技術総合研究所 研究員/主任研究員/主席研究員
2003年 高知工業高等専門学校物質工学科 助教授
2007年 金沢工業大学バイオ・化学部応用化学科 教授
2013年 大阪市立大学大学院工学研究科化学生物系専攻 教授(~2022年)
2014年 大阪市立大学産学官連携本部新産業創生研究センター 所長(~2017年)
2017年 大阪市立大学大学院工学研究科化学生物系専攻長(~2018年)
2022年 大阪公立大学大学院工学研究科物質化学生命系専攻 教授(現在に至る)
2022年 大阪公立大学学長特別補佐(~2024年)
2007年 大阪大学 招聘教授(兼)(~現在に至る)
2015年 東北大学 客員教授(兼)(~2016年)
2016年 兵庫県立大学 客員教授(兼)(~2022年)
2016年 大阪工業大学 客員教授(兼)(~2019年)
2017年 高知工科大学 客員教授(兼)(~現在に至る)
2017年 金沢大学 客員教授(兼)(現在に至る)
2018年 東京農工大学 客員教授(兼)(~2021年)
2021年 東北大学 特任教授(兼)(~現在に至る)
2021年 広島大学 客員教授(兼)(~2023年)
受賞
・第46回化学技術賞(1995年)
・第14回平賀源内大賞(2007年)
・第11回プラズマエレクトロニクス賞(Plasma Electronics Award)(2013年)
・大阪ニュークリアサイエンス協会賞(ONSA賞)(平成28年度)
・第65回電気科学技術奨励賞(2017年)
外部委員
フォトポリマー懇話会長、関西コンバーティングものづくり研究会長、プラスチック成形加工学会関西支部長(2024年6月から)、大阪公立大学産官学共同研究会副会長(2024年6月から)、日本放射線化学会常任理事、大阪工研協会副部会長、フォトポリマー学会組織委員、高分子学会、応用物理学会、Cat-CVD研究会委員、EM-NANO Organizing Committee、HWCVD International Advisory Committee等
(過去:応用物理学会第51期代議員、応用物理学会第49期人財育成・教育事業委員、応用物理学会北陸・信越支部役員、三菱電機先端技術総合研究所プラスチックリサイクル外部評価委員会長等)
レフリー付き論文約170報、出願特許約100件、外部表彰5件、年間外部資金約1200万円(平均)、他大学客員教授4件(2024年度)
2024年4月5日撮影
教授 1名、秘書 1名、、博士1年 1名、修士2年 3名、修士1年 3名、4年生 3名
これまで多成分系高分子や光機能性高分子に関する研究に携わってきており、今後も本研究を発展させ、先進社会に調和する高分子材料の設計・物性評価およびその機能発現を目指します。企業での実用化研究、高知高専で一から研究室を立上げた経験、金沢工大での大人数での研究室運営、それらにより培われた高分子化学や高分子物理学、ポリマーアロイの知見・経験を礎に、大阪公立大では上記の高分子化学の研究を基礎的な観点から深めます。これまでのように、他大学や電機・材料メーカとの共同研究を通して、予算獲得のみならず新規アイデアの創出を図っていきたいと思っています。