量子線エネルギー反応の研究

私たちの研究室は、様々な量子ビームを固体、液体、気体などに照射し、原子分子レベルの反応を利用した研究を行っています。特に液体や気体中での化学反応を励起したナノ微粒子合成や、金属及びセラミクスなどの固体への電子、イオンなどの粒子線照射で原子レベルの微細な反応から材料の構造や特性を改質し、磁気的、光学的、電気的、化学的、機械的な性質を変化させる研究を行っています。さらに、それらの応用から触媒や高強度などの従来ない性質を持つ新材料創成、デバイスや水素貯蔵材料などへの応用も進めています。これらの実験を国内外の大型加速器や放射光施設などを利用し超微細な原子配列や構造解析などを行っています。評価手法には一般的な手法だけでなく陽電子や高輝度放射光、またそれらの第一原理計算など理論的考察を同時に行う特徴的な研究を行っています。