寄附活用事例

2023年3月31日

基金の支援を受けた事業が実施されました。 ー「世界展開力強化(COIL推進及び学生交流)事業」支援事業ー

大阪公立大学COIL事業部門(旧:COIL推進室)は、2018年度から5年間に渡り、文部科学省事業「大学の世界展開力強化事業」の助成を受け、「日米をつなぐ共創的ソーシャルイノベーター育成プログラム」を実施してきました。その中で、主に1)COIL推進、2)Social Innovation教育の2つの事業を実施、また、2021年度より3)学生ボランティア活動(バーチャル・ランゲージテーブル:VLT)を実施しています。

※Collaborative Online International Learning (COIL)とは、オンラインを活用した国際的な双方向の教育手法のことで、具体的には、ZOOMなどのWeb会議やテレビ会議システムなどを用いて、海外の大学と繋いで実施する授業。特徴は、海外の大学で開講されている授業とのコラボレーションです。最も一般的な形では、本学で開講されている科目と、先方の大学で開講されている科目とを繋ぎ、先方の大学の教員と本学の教員が一緒に授業を開発し実施しています。

 

  1. COIL推進

    全学の様々な教員が様々な科目でCOIL型教育を実施するのをサポートするものです。希望する教員に、COIL型教育を行うためのパートナーとなる海外連携大学の教員を斡旋するほか、本学学生と海外のパートナー大学の学生の双方にとって有意義な教育を実施するための教育コンテンツの開発サポートを行いました。2022年度は、10科目14クラスでCOIL型教育を実施し、約100名の本学学生が履修しました。

  2. Social Innovation教育

    全学の様々な教員が様々な科目でCOIL型教育を実施するのをサポートするものです。希望する教員に、COIL型教育を行うためのパートナーとなる海外連携大学の教員を斡旋するほか、本学学生と海外のパートナー大学の学生の双方にとって有意義な教育を実施するための教育コンテンツの開発サポートを行いました。2022年度は、10科目14クラスでCOIL型教育を実施し、約100名の本学学生が履修しました。

  3. バーチャル・ランゲージテーブル(VLT

    全学の様々な教員が様々な科目でCOIL型教育を実施するのをサポートするものです。希望する教員に、COIL型教育を行うためのパートナーとなる海外連携大学の教員を斡旋するほか、本学学生と海外のパートナー大学の学生の双方にとって有意義な教育を実施するための教育コンテンツの開発サポートを行いました。2022年度は、10科目14クラスでCOIL型教育を実施し、約100名の本学学生が履修しました。

【寄附者へのメッセージ】

COIL事業部門が提供実施する「GC/SI副専攻:SIコース」では、対面・オンライン・ハイブリッドといった形態で本学学生が海外大学の学生と共に学ぶ国際教育の機会を提供しています。VLTが始まってから、COIL型授業や副専攻SIコース科目を受講し、海外学生と協働学習に取り組もうという学生が着実に増えてきました。2022年度にVLTに継続的に参加している学生の中から1人が、2023年度に米国への長期留学に行くことが決まりました。 

  • SIGLOC修了学生コメント(一部修正)

日本にいても留学したかのような貴重な体験ができ、レベルの高い米国学生と一緒に学べるという点ではみんなに強くおすすめしたい(中略)。SIGLOCを通して、大きな社会問題を小さなローカルの問題にもっていく難しさを知りました。今後もっと、分析力を身に着けローカルな社会問題に着眼する力を得たいです。SIGLOCに参加する前は自分の価値観だけで社会を見ていましたが、SIGLOCを通して様々なルーツを持つ学生と共に学習することで、他の国の人の価値観も聞こうと思うようになりました。

(法学部2年生) 

  • VLT継続参加学生コメント(一部加筆修正)

VLTに参加して)わからないことがあっても躊躇せずに相手(海外の学生)に尋ねることが出来るようになりました。英語のスキルだけでなく日本の文化を更に知る機会になっています。またそれを英語で説明できるようにするために、単語帳には載っていない文化を伝える語彙力がついたと思います。このほか、海外の文化を知ることが出来きました。メジャーなアメリカの文化だけでなく、(アメリカ側のVLT参加者は)出身国が多様化している為、様々な文化が学べることもVLTに参加してよかった点です。

(現代システム科学域2年生)  

  • VLTStudent Assistantコメント

私はVLTのおかげでたくさんの人に出会い、英語や文化だけでなく、多くのことを学びました。「成長した!」と自分で言ってしまうくらい、成長したと自負しております。大学生活に欠かせないものでした。

 (中略)

VLTに参加したことで、一期一会を体感しました。VLTでのひとつひとつの出会いを大切にしながら、これからも頑張ります。

2022年度文学部卒業生)

VLTクロージングセッションの様子

VLTクロージングセッションの様子