寄附活用事例

2023年3月31日

基金の支援を受けた交流事業実施されました。 ー外国人留学生国際交流事業(留学生国際交流事業奨学金)ー

本事業は大阪公立大学(大阪府立大学、大阪市立大学を含む。)に在学する留学生で、経済的理由により修学困難かつ成績・人物ともに優秀な者に対し、奨学金を支給することにより、安心して勉学に励むとともに、国際交流活動に積極的に参加する等、充実した留学生活を送れるようにすることを目的として実施するものです。

寄附者へのメッセージと活動報告

● 文学研究科・1年
【メッセージ】

このたび奨学金のご支援をいただきまして、誠にありがとうございます。現在では奨学金のご支援のおかげで、勉学の忙しい中で、アルバ  イトの時間を減らしても生活することができ、勉学の方に集中して取り組むことができております。ご支援してくださった方々に重ねて深くお礼申し上げます。

【奨学生として行った国際交流活動等】

自身が留学生なので、留学生たちと国際交流に関心を持っています。将来は博士後期課程に進学し、日本語教師を目指します。就職後も国際交流活動に力を入れたいと考えます。今後は日本語ができる外国人の人材をなるべく多く育てていきたいと思います。そのためには、自分の専攻科目をしっかり勉強しなければなりません。奨学金をいただいたことで、自分の中に少し余裕ができて、以前より一層深い学びができていると感じています。

それ以外にも留学生サポーターを申し込みました。留学生サポーターとは、日本に来たばかりの留学生たちに生活の中の問題を解決するための制度です。日本にきたばかりの頃は先輩たちにたくさん助けられたため、できるかぎり誰かの役に立ちたいと思っています。奨学金の支援が終わっても、留学生たちのお役に立てるような活動を続けると思います。

● 現代システム科学域・2年
【メッセージ】

寄附者からの支援と評価にとても感謝しています。また、留学生として、留学生の国際交流事業にも積極的に取り組み、日中友好に貢献したいと思います。日本で留学しているうちに、日本の文化の魅力が感じできて、日本の伝統的な文化を体験したいです。そのため、この二年間様々な交流イベントに参加しました。奨学金をいただいたことで、国際交流に貢献したいという思いがさらに強くなり、今後はより積極的に交流活動に取り組んでいきたいと思います。

【奨学生として行った国際交流活動等】

日本の学生生活にもっと溶け込むために、弓道部、茶道部、馬術部など、様々なクラブに積極的に参加して活動を体験しました。最終的に弓道部を選び、多くの友人を得るとともに、大会や旅行にみんなで行き、国籍や文化に左右されない喜びを感じました。次に、学校が主催する高校生のための交流活動にもたくさん参加し、日本の高校生と一緒に日本の伝統的な古い建物やその歴史を楽しみ、日本文化の魅力を感じることができました。また、日本の友人にも留学生が主催する中国文化活動に参加するよう紹介し、端午の節句に粽を包んだり、旧正月の祝賀会を一緒に楽しんだり、中国の民族芸能を見たりと、中国の伝統文化を体験してもらいました。

日本の友人たちの中国文化に対する愛情や好奇心を感じることができ、日本の友人たちもオープンで寛容であることを感じることができました。みんなで楽しく参加できたし、より多くの日本人に中国文化を知ってもらうことができてよかったです。文化交流のおかげで、私の海外生活は楽しく、充実したものになりました。これからも国際交流活動に積極的に参加していきたいと思います。