お知らせ

2024年8月20日

基金の支援を受けた事業を実施しました。 ー放射線教育振興プロジェクトにおける社会貢献活動についてー

全ての年代の一般市民を対象とした、放射線知識普及活動を「放射線教育振興プロジェクト」として旧大阪府立大学つばさ基金の特定プロジェクトとして2016年度から開始し、日本最大級の放射線教育イベントである「みんなのくらしと放射線展」や科学の祭典、様々な学校への出前授業、技術供与、福島の学校などへの放射線教育教材・放射線計測機材の提供を行ってきました。

2020年度にはmicrostar線量計と読み取りシステムを320万円で導入し、全国の中学、高校で使われるクルックス管からの低エネルギーエックス線の漏洩線量測定に供しています。

http://bigbird.riast.osakafu-u.ac.jp/~akiyoshi/Works/CrookesTubeProject.htm

http://bigbird.riast.osakafu-u.ac.jp/~akiyoshi/Lecture/20231110_保物学会_クルックス管.pdf

2024年度からは研究推進機構の共創研究センターに於ける「放射線教育振興センター」として組織としての活動を開始し、OMU 基金での寄付を受け付けています。

http://bigbird.riast.osakafu-u.ac.jp/~akiyoshi/Works/OMUFund.htm

寄附者へのメッセージ

中学、高校の理科教育現場は大学からは考えられないほど予算が少なく、満足な教育活動が行えない状況です。2021年度から新しい学習指導要領において放射線に関する知識の教育が始まりましたが、放射線計測器や霧箱などの教育機材は全く足りていない状況です。また、放射線はどこでも飛び交っている極めてありふれた身の回りの物ですが、ほとんどの市民は正しい知識を教育されていません。できるだけ多くの市民に対して放射線知識の普及活動を行うため、何卒ご協力よろしくお願い致します。