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インターネットは、いまや我々の生活に必要不可欠なものとなっています。当初は一部の限られた研究者らの間での通信手段として使われていましたが、商用プロバイダの発足、OSへのWebブラウザの搭載、スマートフォンの普及によってそのハードルは大きく下がりました。現在では、企業の情報発信、電子商取引(通販)での利用(サーバと人の通信)に加えて、ブログ、Twitter、Facebook、チャット(LINE)など、個人の情報発信や個人間での情報交換の場においても広く活用されています。このようなネットワーク社会で生活をする上で、インターネットというメディアを介して、無意識のうちに他人の人権を侵害してしまう危険性が高まっています。
アプリやWebサービスの普及によって、特別な技術を必要とせずに、個人が自由かつ気軽にインターネット上に情報を発信できるようになっています。反面、その気軽さがゆえに、利用においては十分な注意が必要となっています。まず、インターネットの特性を十分に理解することから始めましょう。インターネット上の情報の特性というのは次の通りです。 1. 不特定多数の人に閲覧されること 2. スピード性があること 3. 不正確かもしれないこと 4. 個人が気軽に情報発信ができ、匿名性があること 5. 現実世界では届かなかった発言も相手に届いてしまうこと 6. 情報を消せないこと(消しにくいこと)この中で、「情報を消せない」特性については、特に留意しなければなりません。一旦、情報発信をしてしまうと、第三者によって転載されたり、サーバのキャッシュに残るなどして、自分の手の届かないところを情報がさまようことになります。また、たとえ完全にインターネット上の情報を消せたとしても、それを閲覧した人の心にはずっと情報は残ってしまうのです。
最近は、ブログ、SNSなどの利用が活発で、個人が情報発信をする機会が増えています。人は、周囲の人々から注目され認められたい、社会の役に立ちたいという自己顕示欲を備えています。ブログのランキングを上げたり、フォロワーの数を増やしたいがために、情報発信を活発に行ったり、レアな情報の発信に努めたがるものです。それゆえに、世の中に知られていない「ネタ」(情報量の大きい情報)を求め、後先のことを考えずにそれらを発信してしまう傾向があります。 情報には必ず発信源(情報源)があります。それが自分である場合は何ら問題ありませんが、他人から得た情報については、守秘義務がある場合が多いのです。 例えば、Aさんがあなたのことを思って、厚意で大切にしている情報を教えてくれたとします。もしそれを安易にブログに書いてインターネットメディアを介して広めてしまったらどうなるでしょうか。Aさんがその情報で生計を立てていた場合、Bさんに大きな不利益を与えることになり、Aさんの幸せに生きるための権利(人権)を侵害してしまうことになります。 また、例えば、Bさんをひぼうするようなことをネットに書き込んだとするとどうなるでしょうか?その情報発信によってあなたの心は晴れるかもしれませんが、その情報が急速に広まり消せなくなることで、Bさんが病気になったり、職を失ったりする可能性があります。また、情報発信源の追跡によって、あなたの人権も侵されるかもしれません。 このように、インターネットは、その利用の仕方によっては、簡単に他人に不利益を与えてしまう特性を持っています。しかも、その効果は長く続いてしまうのです。
2024年のオリンピック・パラリンピックでは,選手や審判への心ないひぼう中傷が相次ぎ,大きな問題となりました。現実世界では近距離にしか届かなかった野次も,インターネットを介すると相手に届いてしまうことが原因です。ひぼうと批判は違います。インターネットメディアでは、つぶやきですら、これまでにない注意が求められるのです。
一旦情報を発信してしまうと、その情報を消すことはできません。場合によっては何十年も残り続けます。では、何に気を付ければよいのでしょうか。情報を発信する前の段階で、よく考えて欲しいことを挙げておきます。
このように、人権を守ってインターネットと付き合うためには、様々な配慮が必要なのです。
注意をしていても間違いは起こり得ます。もし、他人を傷つけてしまった場合は、スピーディーな対応をとることが重要です。直ぐに潔く謝ることが大切です。また、間違ったメディアの使い方をしている人を見つけた場合は、注意してあげる勇気も必要です。みんなで互いに気を付け合うことで、お互いの人権が守られることになります。
インターネットというメディアを利用する上では、その特性をよく理解し、情報発信の前段階で、誰かの不利益とならないか、他人の人権を侵さないか、他人を無意識のうちに傷つけないか、ということに注意しなければならないことに触れました。 インターネットメディアはその特性から管理が難しく、これまで個人のマナーや紳士協定が守られることを前提として、利用されてきました。インターネットの発展により利便性が高まるにつれて流れる情報量が増え、他人を傷つけてしまう機会も増えています。これを減らすには、また、自分の人権が侵されないようにするには、利用者全員が心構えをもってインターネットと付き合わないといけないのです。
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