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2020年10月14日
令和2年度COIL型授業スタートアップ助成について
大阪市立大学が2018年度に採択となった文部科学省大学の世界展開力強化事業を通じ、本学のCOIL型授業の普及を支援しています。アクティブラーニングやプロジェクト型授業などを中心に、海外の大学とのコラボレーションを取り入れることで、既存の授業の教育効果を高めることが期待できます。令和2年度もしくは令和3年度にCOIL型授業や教育プログラムを実施する本学教員やチームを対象に、授業準備に必要な経費を助成します。
1 助成の対象となる事業
令和2年度もしくは令和3年度にオンラインで海外の大学と共同で行う授業(COIL型授業)や教育プログラムを試行するための準備。(COIL型授業については、下記の説明をよく理解したうえでご応募ください。)
2 助成金の使途
教材作成にかかわる経費、補助のための人件費、提携校との交渉のための旅費など
3 助成金額 1件につき100万円を上限とする
4 募集件数 若干数
5 申請方法
(1)申請書様式 別紙「令和2年度COIL授業スタートアップ助成申請書」のとおり
(2)提出締切日 令和2年11月30日(月)
※予算総額を超えない場合は随時申請できます。
(3)提出先 国際交流課(COIL推進室) 鈴木(内線:3452)
E-mail: coil-jimu@ado.osaka-cu.ac.jp
※ 提出は逓送でもメールでも可能です。
(4)その他
交付決定された場合、事業完了後に速やかに別紙「令和2年度COIL授業スタートアップ助成実績報告書」及び、COIL型授業を計画した科目や事業のシラバス(日本語と英語)あるいはプログラム等を提出すること 。(註:必ずしも単位取得を伴う必要はないが協働学習が実施される教育プログラムでなくてはいけない。)
6 配分決定について
提出された書類をもとに、以下の基準に当てはまるものを優先に採否及び配分額を決定します。
(1)COIL導入により大学院教育、学部教育(学士課程教育)において、高い教育効果が期待できる授業や教育プログラムであるもの
(2)海外の大学の学生と本学の学生が協働で学習する授業や教育プログラムであるもの
(3)今年度または来年度に実現性の高い授業や教育プログラムであるもの
(4)本助成金の使途対象が適切で、経費の効果が明確な授業や教育プログラムであるもの
※ 内容によってはヒアリングを行う場合があります。その際は別途申請代表者に通知いたします。
※ COIL (Collaborative Online International Learning)とは ICTツールを利用して、本学の学生が海外大学の学生と協働で行う授業です。同期型と非同期型もしくは、その組み合わせで実施できます。
同期型
リアルタイムで履修学生全員がオンライン会議室(webex、zoom等)に集まって、直接発表や質疑応答などの意見交換を行う双方向型授業です。例えば、プロジェクトの発表の後に意見交換をするなどがあります。
非同期型
SNSや共有フォルダ(OneDrive、GoogleDrive等)を利用し、クラウド上の共有資料を介して行う授業です。利用学生の協働学習は同じ時間帯に行われる必要はありません。例えば、各自が自己紹介ビデオを制作しfacebookで共有する、日本の学生が火曜日に作成した資料に対し米国の学生が木曜日にコメントする…などがあります。
※海外の学生との協働学習がないもの(例:単に海外の講師による講義をオンラインで視聴する、といったものなど)は対象にはしません。
※COIL型授業の実施例
- プロジェクト型の授業の成果発表会を海外の大学と同期(双方向)型授業で行う。
- 外国語や外国文化に関する演習授業として、海外大学のパートナー学生と非同期(ファイルや動画、ドキュメントを介した共同作業)で交流をしながら協働学習をする。
- 非同期型と同期型を併用し、学期中に数回の同期(双方向)型授業を実施して、学生同士で直接意見交換の時間を設けながら、双方の大学の授業の最終目標に向けた取り組みをする。
- 現地学生と協働するタイプの短期留学プログラムの一部(あるいは全部)をオンラインで実施する。
※ 本助成に関連したCOIL推進室によるサポート
- 本申請を検討している方は、授業のプランニングやパートナーの紹介などのサポートを行いますので、COIL推進室にお問い合わせください。現在、新型コロナウイルスの影響により、一部在宅勤務を実施しておりますので、お問い合わせはメールにてお願いいたします。
- 下記のCOIL型授業説明ページを参考にしてください。
- 教員向けのCOIL型授業の紹介ページのURL
- /las/coil/wp/wp/support-20190930/