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2020年7月22日
【2020年3月実施】オンライン研修(米国アンドリュース大学との共同研修)報告
第5回 2019年度オンライン研修(米国アンドリュース大学との共同研修)報告
海外研修プログラムを改変し、オンライン上で実現 【日程】2020年3月16日~3月24日 【参加人数】11名 大阪市立大学 8名(社会人大学院生含む)・アンドリュース大学 3名 【テーマ】 ①自閉症のエンパワーメントとノーマライゼーション ②包括的コミュニティサービス ③地域福祉とボランティアマネージメント ⇒ 3グループに分かれ、以上のテーマについて米国の社会団体(Logan Autism Center, N to N)の活動を調査しました。 【活動拠点】 オンライン (自宅) |
2020年3月16日~24日の間、本学学生8名が米国アンドリュース大学とWeb会議システムを用いたオンライン研修を行いました。当初はアメリカに出向き、アンドリュース大学の学生とインターンシップなどの協働研修を行う予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、急遽オンライン形式に変更して実施することとなり、学生と教員全てが自宅から参加するCOILにより実施しました。
OCU学生とアンドリュース学生の顔合わせの様子
参加学生はそれぞれの自宅から「自閉症教育」や「フードバンク」などの社会問題をテーマに電話調査等を実施し、随時オンライン上で情報共有をしながら両国の特徴を比較し、最終日にはプレゼンテーションを用いた報告会を行いました。
グループワークの様子
研修開始直後は「相手の相槌がわかりにくい」といったオンラインならではの苦労もあったようですが、一方で「画面上だからこそ文字情報の共有がスムーズにできた」「スケジュール的にも参加しやすかった」との声もありました。
担当教員によるOCU学生へのフィードバックの様子
担当教員の経済学研究科の中島義裕教授は、「日米共に全ての学生と教員が自宅から参加する形で教育プログラムを実施しました。短い間に状況が変わる中で、学生と一緒にプログラムを作りながらの日々でした。結果として社会課題の理解の深化が実現でき、一定の教育成果が得られました。一方で現場を見る事、関係者から直接話を聞く事、一緒に会ってグループワークをする事の重要性を再認識しました。これらの点を改善しながら、オンラインによる国際教育プログラムを開発しようと考えています。」とコメントしました。
2週間の海外研修旅行をCOIL型教育として実施するのは、おそらく世界でも類のないことだと思われます。外国人学生とともにそれぞれの国で同じ社会問題に向き合いCOIL型教育として協働する事で、現地での研修とは異なった気づきや学びが得られることが期待されます。この経験から、今後、同様の教育プログラムの開発に取り組んでいきます。
【関連動画】
2020年3月実施「オンライン研修(米国アンドリュース大学との共同研修)」について、動画をUPいたしました!
下記より、ぜひご覧ください☆
①【2020年3月実施】SI研修(ソーシャルイノベーション研修)紹介動画
②【2020年3月実施】SI研修(ソーシャルイノベーション研修)グループ3研修報告動画