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2024年5月28日

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食栄養学分野博士前期課程の米田菜月さんは,第78回日本栄養・食糧学会大会で「学生優秀発表賞」を受賞しました.

分岐鎖アミノ酸(BCAA)とは,バリン,ロイシン,イソロイシンの3つアミノ酸の総称であり,ヒトの体内では合成できない必須アミノ酸であります.従来から,分岐鎖アミノ酸は筋肉の主要な構成アミノ酸として知られ,重要なエネルギー源であることが示されています.私たちは,バリン欠乏環境により,骨形成の源となる骨芽細胞の分化を担う重要なシグナル伝達経路であるWnt/β-cateninシグナルが抑制されることを見出しました.本研究では,骨代謝におけるバリン欠乏の影響と作用機構を明らかにしており,分岐鎖アミノ酸バリンの栄養学的な重要性を再認識させるものであります.

 

本研究は,本研究科の生体機能学研究室と*韓国忠南大学のProteomic Informatics Laboratoryとの共同研究の成果であります. 

*韓国忠南大学 Proteomic Informatics Laboratory はこちら

 

助田 陽花,〇米田 菜月,尹 潤基,金 友珍,水野 晴香,金 炫秀,佐伯 茂,金 東浩.バリン欠乏環境によるWnt/β-cateninシグナル伝達経路の抑制,第78回日本栄養・食糧学会大会,2024年5月.

*日本栄養・食糧学会 はこちら

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15_米田 菜月_研究結果概要

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