学生Voice モヤモヤ検討会

生活科学部に所属する学生の活動を取材し、その様子をお届けします。
今回取材を行ったのは人間福祉学科3回生4人が立ち上げた自主研究会「モヤモヤ検討会」。
田中弘美准教授を顧問とし、ジェンダーや性別規範などに興味関心を抱き、学生が主体的に活動するグループです。

 

-まず、モヤモヤ検討会について教えてください

日常生活において、もやもやすると感じたことについて気軽に話したり、意見を共有したりする集まりです。その集まりで話し合ったことを形にしたいと思い、フリーペーパーを作成しています。最近では、家事代行サービスをビジネスにする方へのインタビューや、台湾へのフィールドワークなど、興味関心を深めるためにさまざまな活動をおこなっています。


-モヤモヤ検討会はどのような経緯でできましたか?

2回生前期開講科目「家族社会学1」で、性別役割分業についてディベートする授業がありました。4人で話したのはこの授業がはじめてでした。4人それぞれがこのテーマに興味があったことから、この科目の担当教員である田中先生の研究室を訪れたことがきっかけとなり、日常生活の中で感じるさまざまなことを定期的に話し合う活動ができるようにとモヤモヤ検討会を立ち上げました。

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田中研究室にて

-モヤモヤ検討会での目標や活動を教えてください

私たちは普段もやもやすると感じたことを、みんながもっと気軽に話すことができたらいいなと思っています。そのためにはジェンダーや性別規範などについて興味関心がある人だけではなく、一般的に広く知らせることができれば、みんながもっと気軽に話すことができるきっかけになるのではと思います。

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作成したフリーペーパー

そのため、このようなテーマに関して自分たちの考えや話し合ったことを、フリーペーパーやSNSを通して外に発信していくことが今の目標です。

今年の9月には台湾へフィールドワークに行きました。ジェンダーに焦点を当てた台湾初の社会的企業を訪問し、女性のエンパワーメントについて学びました。次はタイへ行き、拡大家族について調査したいと思っています。

-モヤモヤ検討会の活動を通じて変わったことはありますか?

モヤモヤ検討会で普段考えていることを言語化することは、自分の思いをまとめる機会になります。メンバーと話すことで自分の新しい考えを知ることができたり、新しいアイデアが浮かんできたりします。クラウドファンディングなど自分たちにとってハードルが高いと思っていたことも、顧問の田中先生は中立的な立場から背中を押してくれ、挑むことができました。ほかにも、作成したフリーペーパーを本屋に置いていただくなどさまざまな経験を積み重ねています。モヤモヤ検討会の活動をしていなかったら今とは異なる大学生活だっただろうなと思います。

 

日常感じるさまざまなことを言葉にして共有し合える関係性がとてもいいと思いました。

これからもみなさんのめざす社会の実現に向けて活動されることを応援しています!

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モヤモヤ検討会メンバー 左からアイリさん、優季さん、やっちさん、ひなちゃんさん

モヤモヤ検討会 MOYAKEN (@moyaken_inu)

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