2024年度 公大授業

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  • 生活・健康
2024年4月28日
杉本キャンパス

公大授業は、主に高校生の皆さんに、大学の授業やキャンパスの雰囲気を体験してもらい、大学で学ぶことの楽しさを感じていただくことを目的としています。
昨年までの文学部と理学部に加え、今年度は新たに生活科学部の授業も実施します!!
文学部・生活科学部・理学部の教員によるさまざまな分野の授業をはじめ、文学部学生とのフリートーク、国内最大級の規模を誇る大学図書館である杉本図書館(学術情報総合センター内)の見学会を開催します。ぜひこの機会に大学の授業やキャンパスの雰囲気を体験し、大学で学ぶことの楽しさを感じてください。

【お知らせ】
・2024年4月15日 
 生1A「心の科学はどう犯罪と闘うのか」は、定員に達しましたので締切ました。


開催日時

2024年4月28日(日) 12:30~17:00 ※受付11:30~

プログラム

1時限目 12:30~13:40

講義概要
文1A 哲学歴史学科 教授 濱本 真実
「宗教的寛容」をイスラームとキリスト教正教の歴史から考える
現代日本では宗教と縁の薄い生活をしている人が大半かと思いますが、世界を見渡せば、今でもさまざまな問題の背景に、「宗教の違い」が見え隠れします。この講義では、多様な宗教の信徒を抱えた多民族帝国ロシアにおけるイスラーム教徒とキリスト教正教徒の共生の歴史を紹介します。そして、これを材料に、「宗教的寛容」の問題を考えていきます。
文1B 言語文化学科 准教授 内丸 公平
今を生きるシェイクスピア-『ロミオとジュリエット』を読む
シェイクスピアという名前をどこかで耳にしたことがあるかもしれません。今から400年前の英国に生きた劇作家です。驚くべきことに、彼の作品は2024年の今に至るまで世界中で読まれ、舞台で上演されています。つまり、シェイクスピアは「今を生きている」のです。これはどういうことでしょうか?本授業では『ロミオとジュリエット』を通して、その理由を探っていきたいと思います。

生1A 人間福祉学科 教授 緒方 康介 ※定員に達しましたので締切ました。
心の科学はどう犯罪と闘うのか
映画やドラマでは、プロファイリングで犯人を追いつめたり、ウソ発見器で真実をあばいたりと、犯罪心理学の知識・技術が非常にデフォルメされているのをよく目にします。この授業では、事件の謎解きとあわせて、決して派手ではない心の科学が、データサイエンスを武器に犯罪と闘う等身大の姿を解説していきます。

生1B 生活科学部(共通) 教授 所 道彦
生活科学の考え方
生活科学部には、食栄養学科、居住環境学科、人間福祉学科の3つの学科が設置されています。全く別の学問のように見えますが、生活の場面ではすべてつながっています。また、「生活の質」を重視し、人々のウェルビーイングの実現を目指すという点も共通しています。この講義では「生活科学」の考え方を説明していきます。

理1A 生物化学科 教授 加藤 裕教
がん細胞を分子のレベルで理解する
がん細胞のイメージといえば、真っ先に思い浮かぶことは「無限に増殖する細胞」ではないでしょうか。今回の講義では、がん細胞が正常な細胞と比べてどのようなところが違うのか、分子のレベルで解説していきます。その上で、がん細胞を分子のレベルで理解することが、実際のがん治療にどのようにつながっているか紹介していきたいと思います。
理1B 数学科 准教授 松澤 陽介
ディオファントスの問題と現代の幾何
ローマ時代の数学者ディオファントスは与えられた方程式の整数解や有理数解を求めるという問題を研究しました。例えばx^2+y^2=z^2を満たす整数x,y,zを全て枚挙するといった問題です。ディオファントス問題と総称されるこの問題に数学者は2000年近くに渡って新しい理論を作りながら挑戦してきました。人類の夢とも言えるこの問題に数学者がどのようにアプローチしているのかを紹介します。
2時限目 14:10~15:20
講義概要
文2C 人間行動学科 准教授 平山 亮
「女と男はやっぱり違うものだから」にモヤモヤするあなたへ
人を女と男に分けることは、生物としての自然な何かに根ざした「当たり前のこと」に思えるかもしれません。でも本当にそうでしょうか? 性別で人を分けること、しかも2つだけに分けることを、私たちがなぜ、どのようにして当たり前に思っているのかを、社会的につくられる性別=ジェンダーというレンズを通して考えます。

文2D 文化構想学科 教授 宋 恵媛
密航者の日記を読む
数年前、ある「密航者」が東京で書いた日記を見つけました。1946年9月から始まる日本語の日記です。自らの過去を明かすことのできない人物が書いたこのテクストを手がかりに、戦争、植民地、越境、移動などの問題を考えます。文学研究の可能性と広がりを感じてもらえたらと思います。

生2C 人間福祉学科 教授 鵜川 重和
何が人に不健康をもたらすのか

人は生まれ、生活し、そして最後は亡くなります。健康に過ごすには問題が起きてから治療するだけではなく、そもそもの原因を探り、取り除いていく必要があります。この講義では、医学、公衆衛生学、社会福祉学といった学際的視点から、何が人に不健康をもたらすのかについてこれまでの研究成果をご紹介します。

生2D 食栄養学科 准教授 小島 明子

食品成分の不思議な力とは?
食品中に含まれる成分は、栄養素として身体を作る材料としての役割と、生きるために必要なエネルギーを供給するという役割を持っています。しかし、食品中にはこれらの役割以外に私たちの健康維持や疾病予防に重要な役割を果たす不思議な成分が含まれています。食品成分が有する不思議な力を解明してみましょう。

理2C 生物学科 准教授 江副 日出夫

助けあいの進化生物学
多くの生態系は、異なる種の個体どうしが互いに助けあう関係(相利)によって支えられています。しかし、相利がどのように成立し維持されているのかという問題は、生物の進化に関する本質的な謎を含んでいます。この授業では、進化の基礎知識の説明から始めて、相利の進化に関する最近の研究成果について紹介します。

理2D 物理学科 准教授 山本 和弘

ニュートリノという不思議な素粒子
皆さんは「ニュートリノ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?ニュートリノは物質の最小単位である素粒子の一種ですが、物質と相互作用する強さがあまりに小さく研究が難しいです。ところが、近年になってニュートリノを測定する技術が発達し、その不思議な性質と宇宙との繋がりが分かってきました。この授業では現在のニュートリノ研究の最前線を分かりやすく説明します。

3時限目 15:50~17:00
講義概要
文学部学生とのフリートーク ※申込不要・入退室自由
現役大学生と楽しくお話ししましょう!
気になる学生生活も詳しくご紹介します。

【協力】大阪公立大学文学部・文学研究科 教員促進支援機構
生3E 人間福祉学科 教授 垣田 裕介
社会福祉を学んで社会を変える
日本でも、お金がなくて食べるものがない、大学に進学できないなどの生活困窮が多く見られます。私は、生活困窮の解消を目指して、福祉の制度や支援を研究しています。この授業では、福祉を生活困窮者に着実に届けて見守り続ける「伴走型支援」の考え方を説明します。社会福祉を学んで社会を変える試みにふれてみませんか?
生3F 食栄養学科 教授 竹中 重雄

ビタミンを再発見
ビタミンという単語を知っているヒトは多いはずです。しかしながら、本当の意味を知っている人はどれくらいいるのだろうか?この講義ではビタミンの発見から現在までの歴史を振り返り、ビタミンを再発見したいと思います。そして、ビタミンと健康について、皆さんと一緒に考えたいと思います。 

理3E 地球学科 准教授 足立 奈津子

サンゴ礁生態系の起源から探る生物多様性の歴史
豊富な生物がすむ現在のサンゴ礁は、生物多様性に富む生態系です。礁生態系は34億年前に出現して以降、様々な生物によって形成されてきました。化石として残された礁を調べることで、生物の進化や地球環境を知ることができます。この講義では,礁生態系の変化から明らかになった、約5億年間の生物多様性の歴史を解説します。

理3F 化学科 助教 満田 祐樹

コンピューターで解き明かす分子化学・分子生物学
化学反応や生命現象などは、分子が複雑に反応して起こります。近年ではコンピューターの能力が急速に発展し、それらの現象の計算が可能となってきました。この講義では、化学反応や生命現象の詳細をコンピューターによって解明する研究について、幅広い計算例を元に高校生にもわかりやすく視覚的に説明します。

所属・職位は、2024年1月現在のものです。

図書館見学会  
 ※申込不要・入退館自由                                      
 
 会場 杉本図書館(学術情報総合センター内)

 時間 12:30~17:00  ※最終入館 16:30

自由学習のためのPCルームや、オープンな学習スペース「ラーニングコモンズ」も備えた国内最大級の大学図書館です。

a閲覧席

開催場所
大阪公立大学 杉本キャンパス(大阪市住吉区杉本3-3-138)
 ・文学部    1号館
 ・生活科学部  全学共通教育棟
 ・理学部    全学共通教育棟、基礎教育実験棟
 ・図書館見学会 杉本図書館(学術情報総合センター内)
対象
高校生・本学に関心をお持ちの方
定員
各講義 150~250名(講義によって異なる)
※先着順
受講料
無料
申込期間
2024年3月11日~2024年4月18日
申込方法

上記申込フォームからお申し込みください。

★注意事項★
・お申し込みは1回につき1名のみです。
・同伴者等は保護者控室をご利用いただくか、受講を希望される場合は上記サイトよりお申し込みください。なお図書館見学会は申し込み不要です。この機会にぜひ国内最大級の大学図書館をご覧ください。
・受講できる講義数に制限はありませんが、他の講義と受講時間が重ならないようにご注意ください。
・メールの受信制限を設定されている方は、連絡がつくようドメイン(@omu.ac.jp)を受信可能に設定してください。
・お申し込み後24時間経っても申込完了メールが届かない場合は、下記お問い合わせ先までご連絡ください。
・お申し込みの際の個人情報は、申込後の事務連絡、統計資料等の作成および本学公開講座等のご案内に使用いたします。利用目的以外の使用については、一切いたしません。

お問い合わせ先
大阪公立大学 社会連携課
E-mail:gr-shak-kouza4c[at]omu.ac.jp ※[at]を@に変えてください
主催、協力
大阪公立大学
関連リンク

・文学部サイト 地域貢献・高大連携
・生活科学部サイト 公大授業
・理学部サイト 公大授業
・2023年度 公大授業の開催の様子は こちら

該当するSDGs

  • SDGs04