女たちの闘い―フランスにおける知られざる女性職業作家たち―(2025年度)

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2025年5月7日~7月9日
I-siteなんば

フランスにおいて、職業作家が登場するのは大革命後の19世紀からで、当時、少数ながら、女性職業作家が存在していました。本講座では、日本ではあまり知られていない女性作家に焦点を当て、彼女たちが男性中心の文壇においてどのように闘ってきたのか、そしてどのような作品を生み出したのかを探っていきたいと思います。

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※感染症の流行や自然災害等の影響により、日程・開催方法・講座内容等が変更となる場合があります。

◆発熱や体調不良のある方は、参加をお控えください。
◆会場では基本的な感染症対策(手指消毒、換気の実施等)にご協力ください。

講師

村田 京子(大阪府立大学 名誉教授)

スケジュール

14時30分~16時00分(毎週水曜日・全10回)

第1回(5月7日)・第2回(5月14日)
スタール夫人は、なぜナポレオンの怒りを買ったのか

スタール夫人は、ルイ16 世の財務総監であったネッケルの娘で、フランス革命との関わりが深く、特にナポレオンと対立して、彼から国外追放にされたことで有名です。まず、フランス革命とスタール夫人との関わりを見た後、彼女の小説 『 デルフィーヌ 』『 コリンヌ 』 を通して、彼女がナポレオンの怒りを買った理由を明らかにしていきます。

第3回(5月21日)・第4回(5月28日)
国王の養育掛ジャンリス夫人

後に国王となるルイ・フィリップを教育したジャンリス夫人を取り上げ、彼女を始めとする女性作家が、男性作家たちからどのように揶揄され、非難されてきたかを見たうえで、彼女の生涯を辿ると同時に、その教育論を彼女の小説 『 アデルとテオドール 』 を通して探っていきます。


第5回(6月4日)・第6回(6月11日)

女性ジャーナリストの草分け―デルフィーヌ・ド・ジラルダン

文学サロンの女主人として活躍すると同時に、19 世紀に急成長した新しいメディア(=新聞)において、鋭い観察眼と批判精神に満ちた時評「パリ通信」を書いて一世を風靡した女性ジャーナリスト、デルフィーヌ・ド・ジラルダンに焦点を当てていきたいと思います。


第7回(6月18日)・第8回(6月25日)

労働者階級の作家―フロラ・トリスタン

フロラ・トリスタンは、マルクスに先駆けて労働組合を組織すべきだと訴えた活動家で、私生活では父親の遺産を求めてペルーまで単身赴いたものの、私生児であるために遺産がもらえず、後にはストーカーとなった夫にピストルで撃たれて重傷を負うなど、波瀾万丈の生涯を送りました。彼女の著作 『 ペルー旅行記 』『 ロンドン散策 』 などを通して、その生きざまと彼女の思想に焦点を当てていきます。

第9回(7月2日)・第10回(7月9日)
男装の女性画家―ローザ・ボヌール
警察から「異性装許可証」を交付されない限り、女性がズボンを穿くことを禁じられていた19 世紀フランスにおいて、ローザ・ボヌールは「ズボンを穿いた女性画家」として有名でした。しかも馬や牛、野生動物(ライオンなど)の勇壮な姿を描いた彼女の絵は「男性的な逞しさ」に溢れていると絶賛されました。彼女の絵画を参照しながら、女性の画家同士の連帯を目指したその生涯を辿っていきます。

開催場所
大阪公立大学I-siteなんば 2階(大阪府大阪市浪速区敷津東2丁目1番41号 南海なんば第1ビル)
対象
どなたでも
定員
60名(申込者多数の場合は抽選)
受講料
7,000円(全10回分)
※現金のほかキャッシュレス決済もご利用いただけます。
※利用可能な決済方法はこのページ下の資料にある「現金以外の決済方法.pdf」をご覧ください。
申込期間
2025年4月13日(日)【必着】
申込方法

「申込フォーム」から申し込みいただくか、「往復はがき」に
(1)氏名(フリガナ)
(2)年齢
(3)郵便番号・住所
(4)電話番号
(5)この講座を知ったきっかけ
をご記入の上、次の宛先までお申し込みください。

(注意)受講の可否は4月23日(水)までに通知します。届かない場合は必ずお問い合わせください。
   お一人様につき、一回のお申し込みが必要です。

  • 上記申込フォーム
  • 往復はがき
    556-0012 大阪市浪速区敷津東2丁目1番41号 南海なんば第1ビル
    大阪公立大学 
    社会連携課「女たちの闘い」係
    (注意)返信用はがきは両面とも白紙でお送りください。

※お申し込み後にキャンセルする場合は電話、メールまたは下記の「公開講座申込キャンセル申請」フォームよりご連絡ください。

公開講座申込キャンセル申請フォーム

お問い合わせ先
社会連携課 Tel 06-7656-5112 Fax 06-7656-5203
Eメール gr-shak-ext01[at]omu.ac.jp [at]の部分を@に変更してください。

該当するSDGs

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