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2024度の上方文化講座は、『御所桜堀川夜討』に取り組みました。講座は8月20日(火)~22日(木)の3日間、例年通り本学杉本キャンパス学術情報総合センター10階大会議室を会場に実施されました。参加者は学生・市民あわせて約120名。
竹本錣太夫、鶴澤清介、桐竹勘十郎の3師は、今年も含蓄ある芸談を語ってくださるとともに、実演では「弁慶上使の段」を狭い舞台をものともせず見事に演じてくださいました。
2004年度の講座開設以来、20年にわたった杉本キャンパスにおける講座は今回をもって終了し、2026年度からは森之宮新キャンパスを舞台に行われます。
今年度の授業内容は以下の通りです。
講師
文楽技芸員
竹本錣太夫(太夫) 鶴澤清介(三味線) 桐竹勘十郎(人形遣い)
本研究科教員
久堀裕朗 (日本近世文学) 齊藤紘子(日本近世史) 菅原真弓(日本近世近代美術史) 海老根剛 (表象文化論) 内丸公平(英文学)
上方文化講座2024『御所桜堀川夜討』授業日程
○8月20日(火)
(1)文楽案内―文楽軒に関する疑問について(久堀裕朗)
(2)『御所桜堀川夜討』解説(久堀裕朗)
(3)人形浄瑠璃批評の黄金時代─『浄瑠璃雑誌』を再訪する(海老根剛)
(4)『御所桜堀川夜討』〔弁慶上使の段〕講読①(久堀裕朗)
○8月21日(水)
(1)『御所桜堀川夜討』〔弁慶上使の段〕講読②(久堀裕朗)
(2)描かれた『御所桜堀川夜討』(菅原真弓
(3)『御所桜堀川夜討』──太夫・三味線の芸(竹本錣太夫・鶴澤清介)
(4)『御所桜堀川夜討』──太夫・三味線・人形の芸(竹本錣太夫・鶴澤清介・桐竹勘十郎)
○8月22日(木)
(1)文楽になったシェイクスピア─『天変斯止嵐后晴』(内丸公平)
(2)近世都市の「賑わい」と興行(齊藤紘子)
(3)桐竹勘十郎師に聞く──実演をまじえて(桐竹勘十郎)
(4)文楽の至芸──太夫・三味線・人形、三業一体の舞台(竹本錣太夫・鶴澤清介・桐竹勘十郎)
上方文化講座2024チラシ (3.1MB)