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2007年度の上方文化講座は、初めて近松作品を離れ、三大名作の一つ『菅原伝授手習鑑』に取り組みました。講座は8月29日(水)~31日(金)の三日間、例年通り本学学術情報総合センター10階大会議室を会場に行われ、連日充実した授業が展開されました。受講生は、学生50名と抽選で選抜された市民100名。市民受講生には、東京をはじめ、神奈川、愛知、岐阜、三重、岡山といった遠方からの参加者も目立ちました。
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竹本津駒大夫(太夫)鶴澤清介(三味線)桐竹勘十郎(人形遣い)
久堀裕朗(日本近世文学)塚田孝(日本近世史)松浦恆雄(中国演劇)添田晴雄(比較教育文化史)丹羽哲也(日本語文法)小林直樹(日本中世文学)
(1)合作浄瑠璃の時代(久堀裕朗)(2)『菅原伝授手習鑑』解説(久堀裕朗)(3)身替り説話の源流(小林直樹)(4)中国演劇における身替り(松浦恆雄)
(1)『菅原伝授手習鑑』〔寺子屋の段〕講読(久堀裕朗)(2) 浄瑠璃の言語(丹羽哲也)(3)『菅原伝授手習鑑』──語りと人形演出 i. (竹本津駒大夫・鶴澤清介)(4)『菅原伝授手習鑑』──語りと人形演出 ii. (竹本津駒大夫・鶴澤清介・桐竹勘十郎)
(1)近世における寺子屋教育(添田晴雄)(2)近世大坂の芝居町(塚田孝)(3)桐竹勘十郎師に聞く──実演をまじえて(桐竹勘十郎)(4)文楽の至芸──太夫・三味線・人形、三業一体の舞台再現(竹本津駒大夫・鶴澤清介・桐竹勘十郎)