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2009年度の上方文化講座は、三大名作シリーズの最終回として『仮名手本忠臣蔵』に取り組みました。講座は8月26日(水)~28日(金)の三日間、例年通り本学学術情報総合センター10階大会議室を会場に行われました。受講生は、学生50名と抽選で選抜された市民100名。遠方から参加する市民受講生の居住圏はさらに広がりを見せ、東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、愛知、三重、岐阜、広島、福岡に及びました。 講師陣および授業内容は以下の通りです。
竹本津駒大夫(太夫)鶴澤清介(三味線)桐竹勘十郎(人形遣い)
久堀裕朗 (日本近世文学)塚田 孝 (日本近世史)松浦恆雄 (中国演劇)小田中章浩(フランス演劇)丹羽哲也 (日本語文法)小林直樹 (日本中世文学)
(1)赤穂義士劇の系譜(久堀裕朗)(2)『仮名手本忠臣蔵』解説(久堀裕朗)(3)切腹の文学史(小林直樹)(4)近世大坂の芝居と身分社会(塚田孝)
(1)『仮名手本忠臣蔵』〔六段目〕講読(久堀裕朗)(2)浄瑠璃の言語(丹羽哲也)(3)『仮名手本忠臣蔵』──太夫・三味線の芸(竹本津駒大夫・鶴澤清介)(4)『仮名手本忠臣蔵』──太夫・三味線・人形の芸(竹本津駒大夫・鶴澤清介・桐竹勘十郎)
(1)フランス人が真似た日本の文楽(小田中章浩)(2)伍子胥から見た中国の復讐物語(松浦恆雄)(3)桐竹勘十郎師に聞く──実演をまじえて(桐竹勘十郎)(4)文楽の至芸──太夫・三味線・人形、三業一体の舞台(竹本津駒大夫・鶴澤清介・桐竹勘十郎)
ポスター (PDF, 710KB)