お知らせ

2025年3月10日

  • 教室行事

生成AIの利活用に関する学生向けガイドライン

生成AIの利活用について

大阪公立大学のルールについて社会学教室でも共有し、注意喚起といたします。

ーーー学生向けガイドラインより一部抜粋ーー

ChatGPTをはじめとする生成AIは社会に急速に浸透し、今や学生の皆さんも簡単に利用できるようになりました。生成AIは非常に便利である一方で、使い方を間違えると、学業や研究にマイナスの影響を与える可能性があります。たとえば、課題レポート作成を生成AIに完全に依存してしまうと、学びの機会を失うだけでなく、倫理的な問題を引き起こし、自分自身の信頼性にも傷をつけかねません。そこで、本学での学業や研究において、皆さんが生成AIを有効かつ安全に活用できるよう、本ガイドラインを作成しました。生成AIの利用にあたっては、このガイドラインを参考にしながら、一人ひとりが責任感を持って賢明な判断を下せるようになることを願っています。

禁止事項

・学問的誠実性に反する利用は行わない

「学問的誠実性」(Academic Integrity)とは、大学における教育や研究の営みの中で求められる誠実さを指し、正しく行動するための基本原則と言えるものです。例えば、試験でのカンニングや、実験データの捏造・改ざんは、右に示した「公正」や「信頼」などの観点から、学問的誠実性に反する行為となります。

・生成AIについても、学問的誠実性に反する、以下のような利用を禁止します。

① レポートや小論文、プログラミングにおけるソースコードなど、作品(成果物)の制作において、生成AIの出力をそのまま、あるいは、一部の改変のみで、自分が作成したものとして提出すること

② 問題への解答(宿題を含む)や、自分の意見表明が求められている場面で、許可なく生成AIを使用し、その出力を自分のものとして提出すること

●生成AIによる出力を自分のものと偽ることは、「正直」という価値に抵触し、自身の「信頼」を損なう行為です。また、学習機会を失い、自身の学びへの「責任」を放棄する行為でもあります。

●上記の行為を行った場合、不正行為として取り扱われることがあります。

●上記以外の場合でも、学問的誠実性に反すると判断されるような利用の仕方はしないでください。

ガイドライン全体

以下からダウンロードできます

生成AIの利活用に関する学生向けガイドライン(大阪公立大学2024年3月)