サイト内検索
2023年8月7日
【概要】
都市・周縁〈史料と社会〉科研は、2020年度から2023年度にわたり、日本史・世界史の研究者らとともに、①近世巨大都市・三都(大坂・江戸・京都)の複合的な都市社会構造と「町」の再検討を課題に三都の共通性と固有性を解明し、②周辺の村方史料から巨大都市を照射する方法を見出し、③〈史料と社会〉の視点からの国際的な比較により三都を世界史的に位置づけることをテーマに、共同研究に取り組んできました。科研最終年度にあたり、4年間の研究の総括と展望を見据え、総括円座を開催いたします。科研課題の3つの柱に沿って、セッションⅠ「三都の都市社会構造分析の深化へ」・Ⅱ「周辺の村方史料から巨大都市を照射する」・Ⅲ「国際的な比較史へ―〈身分と集団〉〈史料と社会〉―」を設け、これまでの成果と今後の方向性について議論します。
皆さまのふるってのご参加をお待ちしております。
【日時】2023 年8月26日(土)・27日(日)
【セッションⅠ:三都の都市社会構造分析の深化へ】2023 年8月26日(土)13:00~17:00
開催趣旨説明(塚田 孝)
報告①:吉元加奈美氏「『市中取締類集 遠国伺等之部』からみる天保改革下の政策決定過程―大坂と京都の遊所統制策を事例に―」
報告②:崎島達矢氏「同業組合の成立経緯にみる近世近代移行期の都市」
報告③:原 直史氏「巨大都市における川船運航の実態―江戸と大坂を事例として―」
【セッションⅡ:周辺の村方史料から巨大都市を照射する】2023 年8月27日(日)09:30~13:00
共同報告:三田智子・齊藤紘子・熊谷光子・町田哲・別曽和江・呉偉華・田坪賢人「近世難波村の諸側面―成舞家文書から―」
コメント高澤紀恵:近世フランス史の立場から井上徹:中国近世史の立場から杉森哲也:近世京都との比較から後藤雅知:村から都市を見る立場から
【セッションⅢ:国際的な比較史へ―〈身分と集団〉〈史料と社会〉―】2023 年8月27日(日)09:30~13:00
報告①:向井伸哉氏「『「身分」を交差させる』から考える」 / リプライ(編者)
報告②:森下 徹氏「『周縁的社会集団と近代』から考える」 / リプライ(編者)
総括コメント:吉田伸之氏
【会場】大阪公立大学学術情報総合センター1F・文化交流室
【形態】対面をメインとしオンラインも併用
※参加をご希望の方は、参加登録フォーム( https://forms.gle/MoEJsCtLVZ2YgeMX9 ) からお申し込みください。オンラインでの参加をご希望される方には、後日、ZoomID・報告レジュメをお送りします。お申し込みの際には、氏名・アドレス・対面orオンライン・ご所属(差し支えない範囲で)を明記してください。
【連絡・問い合わせ先】
大阪公立大学大学院文学研究科 都市・周縁〈史料と社会〉事務局〒558-8585 大阪市住吉区杉本 3-3-138大阪公立大学大学院文学研究科 齊藤紘子研究室気付 kinnseiosakakennkyuukai[a t]gmail.com ([a t]は@に変換してください)
【チラシ】こちら(PDF)から閲覧可能です
【主催】大阪公立大学大学院文学研究科、「都市・周縁〈史料と社会〉科研」(代表:塚田孝)
【共催】大阪公立大学文学研究科都市文化研究センター(UCRC)