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2024年2月1日
【概要】 文学研究科の研究支援組織である都市文化研究センター(UCRC)の研究員が、オリジナルな研究成果を発表します。 第17回「近世大坂の個別町と都市社会—空間・人別・町有文書—」では、近世都市の基礎的な住民生活単位である個別町の事例研究を豊富化させるべく、大坂の塩町四丁目・津村南之町の史料群の内容を紹介します。と同時に、塩町四丁目と津村南之町を対象に町有文書の作成・伝来に注目しながら、個別町の空間構造、町運営に関わる人別管理等の問題を分析し、近世大坂における個別町の社会構造を明らかにすることを目的とします。以上の分析を通じて、近世大坂の個別町研究を豊富化することを目指します。 第18回「中国宋代における「中心」と「周辺」、「半周辺」―地域社会論の再検討を目指して―」では、中国宋代(10~13世紀)を背景とした歴史的空間を中心-半周辺-周辺に分けて分析し、個別ケーススタディーを通じて、 現今まで対立的な構図の中で説明されてきた中心と周辺の関係を改めることによって既存の地域社会論を再検討します。
【日時】2024年2月19日(月) 10:00〜13:00(第17回)、 15:00〜17:00(第18回)
【形式】オンライン開催 ※zoomでの開催となります。資料・zoom IDをお送りする都合上、ご参加を希望される場合は、 各申込フォームにて事前にお申し込みください。 ※申し込み締切:2月18日(日)12:00まで
【第17回】近世大坂の個別町と都市社会—空間・人別・町有文書— ・ 報告:田坪賢人氏(UCRC 研究員) 「近世大坂の個別町の社会=空間構造復元と史料(仮)」 ・ 報告:呉偉華氏(UCRC 研究員) 「都市大坂の個別町における人別管理と町運営(仮)」
【第18回】中国宋代における「中心」と「周辺」、「半周辺」―地域社会論の再検討を目指して― ・ 報告1:金甲鉉(UCRC 研究員) 「南宋後期における江西吉州の書院と士人ネットワーク」 ・ 報告2:王世禎(UCRC 研究員) 「宋代行役記研究」 ・ 報告3:李霊均(UCRC 研究員) 「宋代文官差遣の内容の成立とその周囲」 ・ 報告4:劉藍蔚(UCRC 研究員) 「宋代四川総領所について」 ・ コメンテーター:平田茂樹 氏(大阪公立大学文学研究科教授)
【事前申込フォーム】 第17回:こちらよりお申し込みください 第18回:こちらよりお申し込みください
【問い合わせ先】 大阪公立大学大学院文学研究科都市文化研究センター事務局 gr-lit-ucrc[a t]omu.ac.jp ([a t]は@に変換してください)
【チラシ】 第17回:こちら(PDF)から閲覧可能です 第18回:こちら(PDF)から閲覧可能です
【主催】大阪公立大学大学院文学研究科都市文化研究センター(UCRC)【共催(第17回)】科研・基盤研究(A)「近世巨大都市・三都の複合的社会構造とその世界史的位置―〈史料と社会〉の視点から―」