三女神像

受賞情報 Award

ゲノム免疫学の藤本 康介准教授が、「第7回日本医療研究開発大賞 日本医療研究開発機構(AMED)理事長賞」を受賞し、首相官邸にて表彰式が行われました。

 

ゲノム免疫学の藤本 康介准教授が、「第7回日本医療研究開発大賞 日本医療研究開発機構(AMED)理事長賞」を受賞しました。


2017年より創設された「日本医療研究開発大賞」は、日本だけでなく世界における医療分野の研究開発の推進に大きく貢献した事例に関して、功績が認められた事例に与えられます。


今回受賞した「日本医療研究開発大賞 AMED理事長賞」は、若手研究者を奨励する観点から顕著な功績があったと認められる事例に与えられる賞で、腸内バクテリオファージ(ファージ)に関する研究が評価され受賞に至りました。


受賞タイトルは「バクテリオファージ由来の溶菌酵素による新規治療法の開発」です。


表彰式は2025年1月17日(金)に首相官邸にて執り行われ、三島 良直国立研究開発法人日本医療研究開発機構理事長より表彰状が授与されました。また、同表彰式には、石破 茂内閣総理大臣、城内 実健康・医療戦略担当大臣、あべ 俊子文部科学大臣、福岡 資麿厚生労働大臣、武藤 容治経済産業大臣、永井 良三選考委員長(自治医科大学学長)、松本 吉郎日本医師会会長も出席されました。


【先生からのコメント】
この度はAMED理事長賞を受賞し大変嬉しく思います。研究室および共同研究者の皆様に深く感謝いたします。私は学位取得後に新しいチャレンジをしたいと思い、腸内バクテリオファージ研究を始めました。21世紀に入り急速に進んだゲノム解析技術を駆使し、さまざまな共生病原菌に対する未知のファージ由来の溶菌酵素を同定してきました。現在はノトバイオート技術を使いながら動物モデルでの溶菌酵素の安全性および有効性の評価を進めています。将来的な実用化を目指して今後も研究に邁進していく所存です。世界中の研究者と協力し、また競い合いながらファージ研究を盛り上げていきたいと思っています。

 


三島理事長(左)と藤本准教授(右)