ご挨拶

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診断病理・病理病態学のホームページをご覧くださり、ありがとうございます。

私たちの教室では、附属病院の病理診断全般を担っており、取り扱っている疾患は、腫瘍から非腫瘍性病変まで多岐にわたっています。病理診断の魅力は、病理組織は病気の真実を語っているという点になります。そのためには目視で得られた画像情報を診断基準に基づいて評価し、文章化する能力が求められます。しかしながら、同一疾患でも組織像は多彩で個人差が非常に多いです。適切な解釈には、点の評価ではなく臨床各科と連携し多面的な評価を行う必要があり、非常に重視しています。

また、教室の特徴として研究との両立を目指しており、診断病理学を礎とした組織分類学や腫瘍発生のメカニズム解明などがテーマになります。繰り返される日常の病理診断違和感や気付きを大切にし、問題意識を常に持ち続けることで研究に発展させていきます。

診断病理医を目指している学部学生や研修医の皆さん、また、大学院で診断病理学的な研究を行ってみたい医師の皆さんなど、私たちと価値観が共有でき情熱のある方々を私たちは歓迎します。

教授　孝橋賢一

教室の理念・目標

臨床

  • 患者様に寄り添った病理診断を心がけ、日常の診断を大切にする。
  • 最新のエビデンスに基づいた再現性のある病理診断を実施する。

研究

  • 日常の病理診断で生まれる疑問を解決できる組織学的研究を実施する。
  • 最先端の技術を用いて得られた最新の知見を発信する。

教育

  • 分野に偏りのない総合的な病理診断能力を身に着ける。
  • １ないし２分野程度の世界に通用するレベルの専門領域を身に着ける。
  • 臨床情報と組織所見、分子生物学的所見を統合した病理学的解釈のできる医師を育成する。