OTITIS

 乳幼児に罹患リスクが高い急性中耳炎について、原因菌、重症度、患者背景(年齢、集団保育、集団保育中の兄弟の有無、ワクチン接種の有無など)をもとに、診断に応じた治療薬を選択し、治癒に導くゲームを作成しました。治療方針は小児急性中耳炎診療ガイドラインに基づいて組み立てています。ただし、あくまでも、ゲームであり、必ずしも、実際の症例やガイドラインに沿ったものではないことをご了承ください。治療終了後に、治療経過の振り返りが表示されますので参考にしてください。

  ゲームのルール  
 原因菌・重症度・患者背景などはランダムに振り分けられます。中耳炎疑いで受診したという想定です。
 それではチャレンジしてみてください。

中耳炎の症例
 中耳炎疑いで受診されました。

こちらに抗菌薬の使用回数が表示されます。
適正使用に心がけてください。
アモキシシリン(AMPC、サワシリン):0です。
クラブラン酸/アモキシシリン(CVA/AMPC、クラバモックス):0です。
セフジトレン-ピボキシル(CDTR-PI、メイアクト):0です。
トスフロキサシン(TFLX、オゼックス):0です。
テビペネム-ピボキシル(TBPM-PI、オラペネム):0です。
クラリスロマイシン(CAM、クラリス、クラリシッド):0です。
■■■■■■ お願い ■■■■■■
 本ゲームは個人用で使用する場合には原則としてフリーです。悪用しない限り、ソースコードの変更も可能です。しかしながら、ソースコードを変更後は、出典を示すとともに、変更箇所を明示し、変更に伴うエラーやバグなどの対応は変更者でお願いいたします。
 また、本ゲームを何らかの研究や調査にご利用になる場合には、ゲーム終了後に表示されるお問い合わせから原作者の了承を得てください。
 本ゲームならびに関連するキャラクターなどの一切に関して、原作者の許可なく、特許や商標などの申請をしない、権利を独占しない、販売しないなどのマナーを守ってご利用ください。
 当然のことながら、ゲームだけで必要な知識や技術が直ちに身につくわけではありません。これをきっかけとして、抗菌薬適正使用にさらに関心を持っていただきたいと考えています。
 本ゲームが、ガイドライン等を学び直すきっかけとなれば幸いです。

監修:まえだ耳鼻咽喉科クリニック 前田 稔彦、前田 雅子
作成・編集:大阪公立大学大学院医学研究科 細菌学 金子幸弘(染方史郎)

重症度に用いる症状・所見とスコア

*24か月未満は3点を加算する。

参考文献
小児急性中耳炎診療ガイドライン 2018年版

最終改訂:2022年11月10日