お知らせ
2024年4月26日
- イベント
関西初!!-乳がんを「切らずに治す」―ラジオ波焼灼療法手術を実施しました。
2024年4月4日、乳腺外科で、関西初の乳がんラジオ波焼灼療法手術を実施しました。
ラジオ波焼灼療法(RFA)とは?
ラジオ波焼灼療法とは、乳房を切らずに、胸に細い針のような電極針を挿入して、腫瘍細胞を焼きつぶす方法です。(※1.5㎝以下の限局性早期乳がんが対象)
乳房を切らずに腫瘍を治すことができる、比較的新しい治療法で、肝臓がんなどでは2000年代に導入されていましたが、2023年12月に乳がんにおいても保険適用が開始されました。
関西で乳がんのラジオ波焼灼療法を実施できるのは2施設のみ(2023年3月時点)です。
日本人の死亡率の原因第1位は「悪性腫瘍(がん)」ですが、実は世界でもっとも罹患数が多いのは「乳がん」であり、日本でも女性罹患率第1位です。
今までの乳がん治療法は主に2つで、乳房のすべてを切除する乳房切除術、もしくは乳房の形をなるべく温存する乳房部分切除が一般的でした。
しかしどちらも乳房本来の形は失われてしまうため、患者さんの精神的負担は大きなものでした。
ラジオ波焼灼療法の導入は、腫瘍の大きさが1.5cm以下の初期の乳がんが対象となりますが、一定の条件を満たす患者さんであれば、乳房を切らずに治療することができます。
乳がんを早期に発見するためにも、定期な健診をお勧めしております。
大阪公立大学医学部附属病院は、あべのハルカス21階に健診施設がございます。
多数の健診コースをご用意しておりますので、ぜひご利用ください。
先端予防医療部附属クリニック Medcity21の詳細はこちら
https://medcity21.jp/
※参照 日本乳癌学会
https://www.jbcs.gr.jp/modules/info/index.php?content_id=157