代表者ご挨拶
リプロダクティブサイエンス研究所は2017年9月に設立された研究室です。
当研究室では雌性生殖細胞である卵母細胞、受精卵を研究対象として、以下のテーマを通じて生殖細胞形成のメカニズムを理解し、生殖医療への貢献を目指しています。
1. 性腺刺激ホルモンにより卵母細胞内で何が起こるのかを理解し、体外成熟卵子の質を向上させる
2. 細胞内の染色体の挙動を観察するシステムを用いて、雌性生殖細胞(卵子)と雄性生殖細胞である精子の染色体がどのように融合する
かを観察し、初期胚発生過程に生じる染色体の異常を減らす
3. 母体加齢と受精卵のミトコンドリア機能との関係を解析し、母体加齢による不妊リスクを減らす