医療の質・安全管理学
基本情報
医療管理医学講座 医療の質・安全管理学
代表者 山口 悦子(中上 悦子)病院教授
医療の質・安全管理学講座は、平成24年に設立された講座で、医療の品質管理システムに関する研究を行っています。医療の質・安全管理学では、様々な活動やプロジェクトを対象に、実践的で学際的な研究・教育を行います。研究テーマは、患者安全、医療の質・安全に関する教育、Total Quality Management医療の改善活動、医療の品質管理、病院管理、医療経済、患者安全への芸術の応用などです。医療従事者はもちろんのこと心理学・社会学・人間工学等の医学以外の研究者や、法律・鉄道・航空・原子力・交通・製造業・建築・芸術等の専門家とも交流します。医療の質と安全の向上に関する研究に従事したいと考えている医師以外の病院職員に対しても、進学・研究の門戸を開いています。
全学共通教育コースとして「医療の品質管理」を開講しています。全学の大学院生対象ですが法人職員・病院職員も受講可能です。
- 場所
- 学舎 12階
- 連絡先
- TEL:06-6645-3786 MAIL:OCUqualitysafety@gmail.com
教育方針
学部教育
学生実習では、病院の医療安全管理業務に参加して、多職種チームによる安全な病院組織づくりについて体験してもらいます。
臨床教育(研修医の育成)
研修医を含む全病院職員は、年2回以上の医療安全研修の受講が義務付けられています。医療の質・安全管理学は、附属病院医療の質・安全管理部と協働して、医療の品質管理(質と安全の向上)に関する教育を行っており、職種に応じた多様なプログラム(講義、ワークショップ、e-learning等)を開発・提供しています。
研究指導
医学部卒業者は、博士課程に進学が可能です。医療安全管理学を副専攻として、主専攻の診療科に関するマネジメントや品質管理関連の研究を行うこともできます。 医学部以外の学部卒業者は、修士課程への進学、修士号をすでに取得している場合は博士課程への進学、あるいは大学院研究生(修士課程修了者のみ)として論文博士の取得が可能です。
研究について
概要
当講座では、医師、看護師、薬剤師、臨床工学技士、事務職員など多職種の学生・研究員が在籍し、学際的で実践的な研究を行っています。また、心理学他医学以外の分野の研究者と共に、発達科学に関する書籍の翻訳も手掛けています。
教室を代表する業績
最新の研究成果 https://researchmap.jp/read0091563/published_papers
主な研究内容
現在の主な研究テーマ
- チームビルディング/リーダーシップ/マネジメントに関する研究
- ノンテクニカルスキルトレーニングに関する研究
- 芸術(応用演劇、メディアアート等)の患者安全教育への応用とプログラム開発およびその評価
- Quality Management System/Total Quality Management/Quality Improvementに関する研究
- 医療の質評価Quality Measureに関する研究
- 医療の質・安全と医療経済に関する研究
- Patient & Family centered careおよびPatient & Family engagementに関する研究
臨床への取り組み
附属病院医療の質・安全管理部と協働して、患者安全担当部門としての業務を行っています。
スタッフ
病院教授 | 山口 悦子(中上 悦子) |
---|
参考写真