早期胃癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術後出血リスクスコアリングシステムの開発に関する研究
疫学(臨床)研究実施についてのお知らせ
大阪市立大学大学院医学研究科
消化器内科学
承認番号
4089
研究課題名
早期胃癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術後出血リスクスコアリングシステムの開発に関する研究
研究の意義・目的
早期胃癌に対する低侵襲治療である内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)施行の際に、4-9%でESD後出血を認めるとされている。さらに最近では、胃癌患者の高齢化によりESD患者における抗血栓薬の使用頻度が増加している。しかしながら、出血リスクは抗血栓薬の他にも上記のような様々な要素から成るにもかかわらず、これらのリスクを層別化するようなシステムは報告されていないのが現状である。そこで、本研究では多施設共同研究にて早期胃癌ESD後の出血関連因子を同定し、ESD直後までに得られる情報に基づいた早期胃癌ESD後出血リスクを層別化するスコアリングシステムを開発することを目的とする。
研究期間
研究期間は2018年6月(倫理委員会承認後)~2021年3月とする。
研究対象者の範囲
2013年11月~2016年10月の間に大阪市立大学医学部付属病院で早期胃癌に対してESDが施行された患者さんが対象です。
利用又は提供する試料・情報の項目
病歴、内服されている薬の種類、検査所見、治療内容、臨床経過
利用者の範囲
- 共同研究機関に試料・情報を提供する
- 他施設が共同研究の代表施設である
- 研究成果を公表する
研究機関の情報
斗南病院(住吉徹哉)、国立病院機構函館病院(間部克裕)、弘前大学医学部附属病院(三上達也)、東北大学病院(小池智幸)、福島県立医科大学附属病院(引地拓人)、筑波大学附属病院(溝上裕士)、群馬大学医学部附属病院(浦岡俊夫)、千葉大学医学部附属病院(中川倫夫)、東京大学(藤城光弘、辻陽介)、国立がん研究センター中央病院(小田一郎)、東京慈恵会医科大学附属病院(炭山和毅)、順天堂大学医学部附属順天堂医院(上山浩也)、国立国際医療研究センター国府台病院(矢田智之)、虎の門病院(布袋屋修)、がん研有明病院(由雄敏之)、静岡県立静岡がんセンター(角嶋直美)、石川県立中央病院(土山寿志)、金沢大学附属病院(北村和哉)、福井県立病院(波佐谷兼慶)、滋賀医科大学(杉本光繁)、大阪大学大学院医学系研究科(竹原徹郎)、大阪市立大学大学院医学系研究科(永見康明)、市立豊中病院(西田勉)、大阪市立総合医療センター(根引浩子)、大阪急性期・総合医療センター(井上拓也)、和歌山県立医科大学(井口幹崇)、神戸大学医学部附属病院(森田圭紀)、山口大学医学部附属病院(西川潤)、周東総合病院(清時秀)、愛媛大学医学部附属病院(富田英臣)、愛媛県立中央病院(壷内栄治)、長崎大学(大仁田賢)
代表施設のURL
東北大学病院消化器内科 職名:准教授 氏名:小池 智幸
http://www.gastroente.med.tohoku.ac.jp/
研究成果を公表する方法
研究結果を国内外の消化器領域を中心とした医学学術雑誌や学会にて公表します.その際,個人情報は公表しません.
試料・情報の提供方法
○匿名化されているもの(特定の個人を識別できないもの)を提供する
試料・情報の管理について責任を有する者の氏名又は名称
研究代表者:
東北大学病院消化器内科 小池 智幸
拒否機会の保障
本研究の対象者の方は、問い合わせ先に連絡することによっていつでも本研究への参加を拒否することができます。また、研究への参加を拒否されても、診療に関する不利益等を受けることは一切ありません。
拒否を受け付ける方法
永見 康明
住所 545-8585 大阪市阿倍野区旭町1-4-3
電話 06-6645-2316