当院で経験した乳頭部腫瘍に対する内視鏡的乳頭切除術の検討

疫学(臨床)研究実施についてのお知らせ

大阪市立大学大学院医学研究科
消化器内科学

承認番号

3857

研究課題名

当院で経験した乳頭部腫瘍に対する内視鏡的乳頭切除術の検討

研究の意義・目的

十二指腸乳頭部腫瘍に対する治療としては標準術式である膵頭十二指腸切除術が選択されますが、侵襲度が高いため、乳頭部に限局した腫瘍に対しては低侵襲治療として外科的に十二指腸乳頭部局所切除術や内視鏡的に乳頭切除術が行われています。特に内視鏡治療では全身麻酔の必要がなく、再発に対する追加治療も可能であり、根治切除として選択されることが多くなっています。しかし、適応については世界的に確立されたものはなく、後出血、穿孔、術後膵炎、胆管炎などの偶発症や治療後の再発など解決されていない問題が多くある治療法です。今回、当院における乳頭部腫瘍に対する内視鏡的乳頭切除術症例を検討することで、有用性や安全性、偶発症、再発について明らかにすることで今後の乳頭部腫瘍診療に貢献しうる有意義な研究だと考えられます。

研究期間

倫理委員会承認後 ~ 2019年3月31日

研究対象者の範囲

2007年7月1日~2017年7月31日に大阪市立大学医学部附属病院の消化器内科で乳頭部腫瘍に対して内視鏡的乳頭切除術を施行された患者様が対象です。

利用又は提供する試料・情報の項目

診療記録

利用者の範囲

  • 自施設のみ
  • 試料・情報を公表する

研究機関の情報

大阪市立大学大学院医学研究科消化器内科学
病院講師 杉森 聖司

試料・情報を公表する方法

研究結果を国内外の消化器領域を中心とした医学学術雑誌や学会にて公表します。その際、個人情報は公表しません。

試料・情報の提供方法

匿名化されているもの(特定の個人を識別できないもの)を提供する

試料・情報の管理について責任を有する者の氏名又は名称

大阪市立大学大学院医学研究科消化器内科学
病院講師 杉森 聖司

拒否機会の保障

本研究の対象者の方は、問い合わせ先に連絡することによっていつでも本研究への参加を拒否することができます。また、研究への参加を拒否されても、診療に関する不利益等を受けることは一切ありません。

拒否を受け付ける方法

研究責任者  杉森 聖司
住所 545-8585 大阪市阿倍野区旭町1-4-3
電話 06-6645-3811
FAX 06-6645-3813
E-mail  m1151329@med.osaka-cu.ac.jp