Our Mission

 高齢化・長寿化が進む現代社会において、生活者が生涯健康な状態で生活できることが非常に重要であり、更にQOL(Quality of Life:生活の質)向上のためには外見の印象も大切とされます。ヒトは加齢に伴い細胞が老化し、毛髪や頭皮の状態が変化します。これらの変化が顕著に進むと外見の印象にも大きく影響を与えます。一方で、変化が顕著となる前に効果的な対策を講じることができれば、美しく健康的に歳を重ねることが期待できます。
 本部門では、肌や頭皮、毛髪の変化に対して、皮膚病態学および分子生物学の手法を用いた基盤研究をもとに、老化メカニズムや薬剤の応答性の研究を行います。また、同大学大学院医学研究科皮膚病態学講座などの臨床講座と連携して、新しい皮膚炎症制御法や育毛・発毛法の有効性を検証するための臨床研究を行います。