小澤俊幸のプロフィール
ご挨拶
特任教授 小澤俊幸
皮膚は体液の漏出を防ぐためのバリアとしての機能だけでなく、外界から内臓を守る臓器の一つと捉えることができます。さらに肌や頭皮と毛髪などは個人の見た目を大きく左右する要因の一つであり、事実、薄毛や皮膚疾病で悩まれている患者様が大勢います。
私どもは、皮膚病態学的・生化学的な視点から皮膚とその周辺器官である毛髪の生理活性や薬物動態の機能を解明し、未病状態のうちに皮膚およびその周辺器官の環境を健康に戻すことで重大疾患の発症や進行を未然に防ぐ未病医療を確立することを目標として、健康長寿社会の実現に向けた研究活動を展開してまいります。
主な経歴
1998年 | 大阪市立大学医学部卒業 |
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1998年 | 大阪市立大学医学部 前期研究 |
2000年 | 石切生喜病院 医員 |
2001年 | 城東中央病院 医員 |
2002年 | 大阪市立大学医学部附属病院 前期研究医 |
2003年 | 天理よろづ相談所病院 医員 |
2005年 | 大阪市立大学大学院医学研究科博士課程入学 |
2009年 | 大阪市立大学大学院医学研究科博士課程卒業 大阪市立大学医学部附属病院 後期研究医 |
2010年 | 大阪市立大学大学院医学研究科形成外科学 病院講師 |
2013年 | 大阪市立大学大学院医学研究科皮膚病態学 講師 |
2018年 | 大阪市立大学大学院医学研究科皮膚病態学 准教授 |
2022年 | 大阪公立大学大学院医学研究科皮膚病態学 特任教授 |
主な業績
- Photodynamic therapy using systemic administration of 5-aminolevulinic acid and a 410-nm wavelength light-emitting diode for methicillin-resistant Staphylococcus aureus-infected ulcers in mice. Morimoto K, Ozawa T, Awazu K, Ito N, Honda N, Matsumoto S, Tsuruta D. PLoS One. 2014 Aug 20;9(8):e105173.
- Enhanced sterilization and healing of cutaneous pseudomonas infection using 5-aminolevulinic acid as a photosensitizer with 410-nm LED light. Katayama B, Ozawa T, Morimoto K, Awazu K, Ito N, Honda N, Oiso N, Tsuruta D. J Dermatol Sci. 2018 Jun;90(3):323-331.
自己紹介
[趣味] ゴルフ
資格
- 日本形成外科学会専門医
- 日本レーザー医学会形成外科専門医
- 日本レーザー医学会形成外科指導医
受賞歴
2013年 | 第34回日本レーザー医学会 総会賞受賞 |
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2014年 | 第36回日本光医学・光生物学会 奨励賞受賞 |
学会
- 日本皮膚科学会
- 日本形成外科学会
- 日本レーザー医学会(理事)
- 日本医学教育学会
- 日本頭蓋顎顔面外科学会
- 日本創傷外科学会
- 皮膚悪性腫瘍学会
- 日本美容外科学会
- 日本研究皮膚科学会(評議員)
- 日本光線力学学会(評議員)
外部資金
- 多剤耐性菌感染皮膚潰瘍に対する在宅光線力学療法の確立にむけて.日本学術振興会,科学研究費助成事業,基盤研究(C),(2021年-2023年)
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緑膿菌に対するバイオフィルム低減と光感受性物質増加を目指した光線力学療法.日本学術振興会,科学研究費助成事業,基盤研究(C),(2017 – 2019)
- 多剤耐性菌皮膚潰瘍に対する5-ALA全身投与によるPDT研究.日本学術振興会,科学研究費助成事業,基盤研究(C),(2014 – 2016)
- 表皮角化細胞におけるβ4インテグリンのエンドサイトーシスの解明.日本学術振興会,科学研究費助成事業,若手研究(B),(2012 – 2013)
- ヘミデスモゾーム構成タンパクのリクルートおよびリサイクルの解明.日本学術振興会,科学研究費助成事業,若手研究(B),(2010 –2011)
その他の外部資金
- 新規育毛物質の作用機序及び実用化の検討.大阪市イノベーション創出支援補助金(令和5年度)