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2022年2月17日
以前、ご紹介した社会福祉法人泉カナン会 聖愛保育園 ‘中1の会(ホームカミング)’を2021年5月15日(土)午後zoomで行いました。新型コロナ感染症拡大による延期延期で、子どもたちは中学2年生になってしまいましたが、5名の卒園児と4名の保護者、在園児も含めた兄弟も複数参加しました。園長、保育士3名のほか、当時年長児クラスを担任していた退職した保育士も参加し、7年前を懐かしみました。
在校している中学校が3校でバラバラ、同じ中学校の2人2組も男女1人ずつと性別が分かれたためか、最初はなかなか話が盛り上がりませんでしたが、保育士の語りかけに少しずつ場が温かくなり、最後は当時呼び合っていた名前で話すようになりました。画面を使ってLineを交換し、グループを作るところまでできました。案内はしていたのですが、1家庭1つの端末での参加となり、親と子どもに分かれておしゃべりをすることはできませんでした。画面の向こうに親御さんの声や姿があったので、親子で共有できる時間になったとは思います。
終了後のアンケートでは、「反抗期に入ってから会話も減り、変わってしまった息子でしたが、反抗期前に戻ったように接してきて、楽しかったです」という意見もいただきました。家庭での日常や学校の教師・友だちから窺い知る子どもの様子だけではなく、親子とも旧知の仲間とつながることで、子どもの別の面(もしかしたら変わらない変わったように見えていた面)が確認できる企画かもしれないと思いました。「もっと沢山の方とお会いしたかった。zoomであれば今回の人数が限界ではないかと感じる」「同窓会のようなものを開いてほしい」といった意見もいただきました。参加した保育士からも「長い時間離れていてもお互いの下の名前を親しく呼び合うなど、兄弟に近い距離感であることに、言葉には表せない安心感を持ちました。お母さんたちも同じ保育園で育った子どもたちのことを我が子同様にずっと気にかけておられることが感じられて、うれしく感じました」という感想がありました。
その後、違う中学校の女子同士がずっと電話で話していると、娘を心配していた母親が喜んでいるという話も聞きました。学校や家庭以外にも子どもが安心して話すことができる人を探し、機会を創ることができることを示す1つの活動になったと考えています。
また次回は対面でぜひ親だけのグループを開催したいと考えています。思春期の今の困りごとが共有できるだけでなく、育児のスタートをよく知り、一緒に支えた保育士に、思春期まで育った子どもの成長や育児へのねぎらいを共感してほしい気持ちもあるのではないかと感じさせる反応も実際にありました。
皆さんの保育園、幼稚園でも行ってみてはどうでしょうか。
社会福祉法人泉カナン会聖愛保育園 理事長 安達英行園長 中辻邦子評議員 古山美穂
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