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2020年12月1日

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2020年度オンデマンド研修 家族看護講座「はじめてみよう!家族看護」を開催しました

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2020年11月1日(日)~11月30日(月)

2020年度 オンデマンド研修 家族看護講座
はじめてみよう!家族看護」を開催しました





臨床で家族と関わるための基本や、家族アセスメントの視点について家族支援専門看護師と家族支援を学ぶ大学院生が解説し、事例を用いて家族への支援を一緒に考えるー

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今年度はオンデマンドでの研修となった家族看護講座ですが、426名と多くの方にご参加いただきました。
「自分のよい時間で受講できる」「聞き逃したり、少し自分なりに考える時間が必要な時に、動画を一時停止できる」「いつでも何度でも聞き直しができる等のご意見を賜り皆様のご理解のもと無事講座を終えることができ感謝いたします。ありがとうございました。



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今回ご参加いただいた皆さまよりたくさんのご感想・ご意見をいただきました!!

「基本的な家族とのかかわり方を学ぼう!」について

2020年度家族看護オンデマンド研修ステップI-配布…●理解してきたことの、おさらいになった。「自分の家族に対する価値観が影響している」という話は、深くうなづけました。だからこそ、スタッフ間で家族への思いや関わりに差があるし、カンファレンスをしながら決めていく過程が大切なのだと、改めで再認識でき、また内省にもなりました

●家族を患者の資源ととらえがちである、という点は、はっとさせられた。患者のことを考えるときに家族をいかに巻き込んで療養環境を整えるか、ということを考えてきたので、視点を変えれば、家族もサポートが必要な存在だということがよくわかった。

●患者の家族に接するとき、どのように立ち振る舞っていますか、という質問にすごく考えさえられました。集中治療室に勤務しており、急な発症や状態悪化で患者の状態の受け入れと同時に家族の役割が変化する中で、まずは家族の体調を気遣う、家族の生活は保たれているのかというところを情報収集していました。でもその一方でわたしは患者中心に家族を考えていて、どの人ならサポートができそうか、無理にでも家族の中から見出そうとしていたように思います。家族も支援を必要としている存在であるということを把握し、患者だけでなく家族のサポートも考えていきたいです。

●いつも患者さんの事を中心に考えていたことに気が付きました。それを正しいとも思ってました。またこちらの都合を常に優先し言わなければならないことを先に伝えることもしていました。家族の立場になって考えたことがなかったといえます。外来では患者さんが1人で来院することが多く家族と接することができにくい。関わりたいのにできず、時が過ぎて時期をのがすことが多いです。そのため、家族の方から こんなに悪くなっていたのを知らなかった と言う声をよく聞きます。ただ時間がないと片付けていたことが私の関わり方なのかもしれないので家族の立場を想像して考え接してみようと思います。

●家族看護には以前より興味があり、時々研修に参加しています。資料は家族看護を理解しやすくまとめてあり、説明も事例を加えてあり実践にも活用でき、理解しやすかったです。

●「家族看護とは、家族が本来持っているセルフ機能を高めること」ということを学ばせていただき、改めて家族看護とはなにかを考えされられた講義であったなと思いました。医療者→家族の一方通行的な傾聴だったり指導だったり、「患者・家族を引っ張っていく」ような看護をしがちであることに気づき、家族のセルフケア機能を高めたり引き出すような、「患者家族を支える」看護を意識して実践していかなければならないなと考えさせられた講義だったと思います。

「家族への理解を深めよう!」について

2回目 -e1607072308835-768x361●家族の発達段階と発達課題を始めて目にしたのですが、どの課題に取り組まなくてはいけないのかとてもわかりやすかったです。

●発達段階・発達課題で患者の家族を捉えることで、経験の浅いスタッフでもアセスメントしやすくなると感じた。循環的因果関係についても頭の中では考えても図式化することで情報が整理しやすく患者カンファレンスを行うときに利用したい。

●循環的因果関係も事例を用いて講義していただきとても分かりやすかったです。家族へのサポートを大切にしていますが、具体的に循環的因果関係を活用していなかっため、ケアする対象に偏りを生じていたと思います。実践に活用していきたいと考えています。

●家族にも発達理論があることを今回初めて知った。循環的因果関係もイラストにされ、具体的に示されたことで理解しやすかった。患者が家族員に及ぼす影響と家族が患者に及ぼす影響とそれぞれの視点から考えることが大切だと思った。

●家族を捉えるにあたり、家族の発達段階と発達課題に着目することで家族の全体像が非常に具体的にイメージできた。つい、患者家族の方は1場面の態度や表情エピソードで印象を形成してしまう傾向にある。発達課題や発達段階を理解することでその背景を深く推察しようという視点が持てた。

●家族を理解する上で家族の発達段階や発達課題があるということを理解することができました。また、循環的因果関係という見方は、家族全体の問題点が把握でき、図に表すことでスタッフ間で情報共有でき、今後臨床で生かしていける内容だと思いました。

「家族に対する具体的な介入方法を学ぼう!」について

2020年度オンデマンド研修ステップIII_ページ_01-768x432●実際の介入方法が具体的でわかりやすかった。介入の目的についても話されていて、むすびついてわかりよかった。家族看護ときくとすごく抽象的な印象もあるが、今回のように事例をもとに考えていくと実像が見えてきて、介入方法も理解でき、わかりやすかった。

●家族への介入が必要だなと感じる事があっても、具体的にどんな言葉を選べば良いのか迷ってしまうことがあります。今回の講座で、声かけの例を教えてくださり、とても勉強になりました。

●患者と家族を通して、家族の関係性やパワーバランスは見えてくる。患者や家族と関わるなかで、気持ちが弱い方(主に患者)に視点が向き、違う方にはレッテルや勝手な先入観を持ちやすく、気持ちの弱い方の理解を家族に求めてしまっていた。家族にも反応があり、その家族の思いを傾聴・受容することが大切だと学んだ。看護師は患者と家族間で中立的立場を保ち、患者と家族のそれぞれの思いを引きだして、具体的な目標を考えていこうと思う。

●ステップ1、2と拝聴させていただき、改めて家族看護の難しさを感じました。ひとつひとつの家族の姿は画一的ではなく、どの家族にも個性と弱点、強味があると思います。家族が変わっていくことができる足掛かりや変化していくことの恐れや不安を少しでも軽減し、その家族に合わせたリズムと介入方法で切り込んでいくべきだと感じました。ありがとうございました。何度かまた視聴させていただきます。

☆またSTEPⅢではこのようなご質問もいただきました

『ご家族、患者さまが「周囲に目を向ける余裕がない」とは具体的にどのようなことですか?家族員でささやかながらも共有できる喜びやご自身の気分転換とかですか?それとも相手の気持ちを聞いてみようや、周りのサポート力に気がつける力のようなことをさしていたのでしょうか?』

ステップⅢの資料でお示しした(スライド9枚目の解説部分)の内容は-
~ 鈴木さんは自身の新たな症状に対する辛さ、夫は鈴木さんの病状の変化だけにとらわれ、子どもたちの置かれている状況やお互いがどういう思いでいるのか思いやる余裕がないこと(おっしゃるように周りのサポート資源を見る余裕がないことも含まれると思います) ~~ を表しています。

ご参加いただき誠にありがとうございました。今後とも家族看護へのご理解とご支援をよろしくお願いいたします!!

初めての試みで不慣れな点、お聞き苦しい部分など至らない事も多々あったかと存じますが、皆様にとって家族看護を学ぶ足掛かりとして有意義な時間になっていればと願っています。またご応募が多く今回ご参加いただけなかった方々には大変申し訳ございませんでした。また次年度の開催も予定しておりますので是非ご参加ください。

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