〔教育・研究活動〕
【スタッフ】
特任助教 原田 華子
【教育活動】
■■学部教育■■
学士課程では、精神看護学に関する基本的な知識と実践方法を学び、看護実践能力の基礎を培うことができるように支援しています。また、学習過程を通して、主体的に考え表現する力の形成を目指します。そこで、グループワークやディスカッション、プレゼンテーションを基本的なツールとした看護学教育におけるアクティブラーニングを模索しながら実施しています。臨地実習では、精神の病をもつ人々の苦悩や生活のありようを理解し、その人らしく生きていくための看護実践方法について考え実践できるような実習を展開しています。
■■大学院教育■■
前期博士課程では、個々の学生が精神科看護の場における課題や疑問を特定し、それを解決するための研究課題の設定および緻密な研究計画書の作成ならびに研究の遂行ができるように支援しています。
後期博士課程では、個々の学生が精神科看護の場における課題解決に向けて取り組んできた研究を基にして、独創性あふれる研究に取り組む過程を支援しています。
【研究活動】
本分野では、精神の病をもつ人々を支える看護こだわりながら研究に取り組んでいます。主要な研究テーマとしては、精神の病をもつ人々に対する看護実践方法を開発する研究です。また、近年では、開発した看護実践方法を現場の看護職の方々に着実に伝える目的で、精神科臨床に出向いて看護職と共に看護を実践したり、継続教育の一環として、看護職の方々への教育および支援をする研究にも着手しています。このように、精神看護学領域では「精神疾患患者に対する介入研究」と「精神科看護師に対する教育研究」という相互補完的な研究の柱を2本立てることによって、精神の病と共に生きる人々のQOLの向上とリカバリーに貢献したいと考えています。